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Tag:片思い、「僕」の歌、季(夏)
今日もA2には戻れず、シングル曲から。
ほんのちょっと前までAKBのメンバーも「前田と篠田とあといろいろ」だったわけで、松井JRがAKBじゃなくてSKEだって何それ? くらいの認識しかなかった僕でした。その後集中学習でSKEについてそこそこ判ってきたとき、じゃあ何か聞いてみようかとiTuneからダウンロードしたvideoがこの曲。
みーんみんみんと蝉は鳴き、ちゃぶ台には麦茶。扇風機と風鈴。どこのおっさんの夏休みど真ん中なんだよコレ、でハートを鷲摑みだよ全く。
畳に横たわり、音楽を聞きながら目を閉じて沈思黙考していた女の子は、不意に目を開けて飛び出していく。このオープニング、そう、「会いたかった」と同じだ。あの時音楽を聞きながら決意を固めてダッシュしたのは、前田だった。今回は松井J。
「会いたかった」では前田と平行して高橋&大島(優)のストーリーも展開したが、今回はすごいよ。
松井Jに加えて松井R、矢神、高柳、石田木﨑向田の5本立てだ。みんな走る走る走る。田舎道を走る女の子たち、見ていて爽快。
ロケ地は小豆島。よーしおとうさんPVの風景から場所の割り出しするぞー!って張り切ったのだが、答えがすでに出ていました。きれいなところだなあ。
矢神はとうちゃんに弁当を届けるために走った。漁師のとうちゃん、もやいを解いてる最中だったから危機一髪で間に合った。弁当箱とお茶を嬉しそうに振る矢神。えらいぞ孝行娘だぞ。
三人組はどうやらテニススクールに遅れそうだったみたい。ギリギリセーフで「ごめんなさい」だ。
高柳のダッシュは何が目的だったのかよくわからない。が、全力で坂道を駆け上がった後、いかした笑顔で高台から町と海を見下ろす。
松井Rは、バス停からいきなり踵を飜し、風に向かって走り出した。R、おでこが輝いてるぞ。行く先は学校だ。鞄を抱いて飛び込んだ音楽室。泣きながら謝るR。「ごめんね」。何があったが知らないが、友達を待たせたくらいで泣かなくてもいいんじゃないかR。3日くらい待たせたのかR。
これらと同時進行するのが、主人公松井Jのストーリー。飛び出して坂を下って海沿いの道を走る走る走る。足なげえええ。引っ越しトラックを追っかける。そりゃ無理だって。でも走るJの表情はむしろ晴れやかだ。
まるで間に合わないことははじめっからわかっていたかのような。
間に合わなくてもただ追いかけることができればいいと心に決めていたかのような。
結果を恐れることなく前に進むことだけが目的であったかのような。
前田は間に合った。
松井Jは、間に合わなかった。でもそれは彼女にとって小さな事のよう。
どうして愛しさをあやまらなくてはいけない?真っ白な砂は/正直な気持ちさ
度を過ぎた愛しさを/あやまろうと思う
20数年前に僕が惹かれてやまなかったアイドルも、愛をあやまっていた。
その詞を書いたのは、驚いたことに(いや、当然のことなのかも知れないが)秋元康。
うーん、少し深みにはまってきたみたい。続きは明日考えるとしよう。
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さあいよいよ被災地に突入の時期が近づいて来たか。
その時が来たらやはりヲタらしく「会いたかった」を鳴らしながら行くのが吉。
ps. 2011-03-25
「ごめんね、」のPVが「会いたかった」のPVとセッティングや構造がよく似ていることについて。
どちらも初めてのオールロケだし(「青空片想い」はロケ?)、どちらも集団のダンスシーンにドラマ風映像のカットインで成り立っている。
ストーリーのテーマはどちらも「走る!」で、キーワードはそれぞれ「会いたかった」と「ごめんね」(もっとも後者であやまっているのは、3人組と松井Rだけで、松井J、矢神、高柳はあやまってないが)。
などなど考えて、「ごめんね、」はAKBにおける「会いたかった」に相当する曲なんだなあと勝手に考えている次第です。完成度は音も映像もダンスも圧倒的に「ごめんね、」が高いけど。
pps. 2011-03-25
引っ越しトラックを追いかけている松井Jを見て、「あ、これ大声ダイヤモンドじゃん」って思った。
松井Jのデビュー&初主演にして出世作。あっちはバスだったけど。
そうするとこの歌詞も浮かんできちゃう。
なるほど、松井Jは思いを伝えること(も大事だけれど)よりも、自分を突き動かす衝動に身を任せること、それが何より大切なことを思い定めていたのか。僕が僕であるために/衝動に素直になろう
だから「会いたかった、けど会えなかった。でも後悔していない」晴れやかな表情でトラックを見送ったわけだ。