渚のCHRRY2 | Commentarii de AKB Ameba版

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Tag:恋、夏
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 昨日は身辺雑記ばかりでしたので、今日も「渚のCHRRY」について。

 これもアイドル歌謡の王道! というような曲。先輩にはこんなもありましたね。
 恋は始まったばかりで、まだぎこちなさが抜けきれない二人が、夏の海に来ました。さあ、青春真っ盛りですって歌。
 秋元の面白いところは、この二人をcherryboy、cherrygirlと設定したところ。

CHERRY CHERRYBOY /CHERRY CHERRYGIRL
逃げる私を
CHERRY CHERRY BOY/CHERRY CHERRY GIRL
追いかけて!

 「チェリーボーイ 【意味】チェリーボーイとは、女性と交わったことのない男性をいう俗語。童貞。」 リンク先に詳しいのだが、Cherry自体は女性のvirginityを意味するスラングだったわけで、それから派生して「魔法使い候補」の男の子もチェリーボーイと呼ぶわけだ。もっともリンク先では「アメリカでも用いることはある」としているが、用例がちょっと見つからなかった。 
 Netで見つかったのは「アジアの売春婦が童貞を表現するときに使う」というdefinitionで、同じvirginでもちょっとニュアンスが違うんだなあって感じ。ちなみに同じ辞書のcherryのdefinitionはずばり「処女膜」。

 こういうキワドイ歌詞をメンバーの女の子たちに歌わせる秋元は、ちょっとサドっ気があるのかな、などと思うこともある。ただのアイドル歌謡の顔をして「ほらほら****と歌ってごらん」みたいな。ま、こうなるとちょっと妄想めいているが。

 妄想ついでに言うならば、ファンにしてみれば、アイドルは cherrygirlであって欲しいわけで、そういう願望がAKBにおける「恋愛禁止」という「設定」の源泉になっている。前にも言及したけれど、アイドルの存在価値というのは大いなる幻想に支えられた疑似恋愛なのだから、それは当然のこと。

 じゃあファンの方はどうかといえば、AKBを支えているファンのボリュームの相当部分がcherryboy、または少なくとも性的には発展段階にある男の子が多いように思われる。とすると、CHERRYBOY & CHERRY GIRLという設定は、ファンとメンバーの、ウブで「甘くて酸っぱくてわからない」疑似恋愛を模しているのかもね。

 今日は出張。行かなければいけない時は行かなければいけないのが大人のつらさ。
 ガソリンは底を尽きそう。出張先で制限付きながら給油できるとの情報を頼りに、片道燃料で出発。

 車中ずっと聞いていたのはA2とA3。ライブ音源のDVDもいいんだけど、CDも別のよさがありますね。何より歌詞が聞き取りやすい。特に高橋の声はいいな。あとりなてぃん。
 戻れなくなったらどうしようというドキドキと、まあ何とかなるだろうという達観(だって秋元がそう言うんだもの)を行ったり来たりしながら運転。

 そういえばこんなもあったわな。

金のないヤツは俺んとこに来い/俺も無いけど心配するな
見ろよ青い空/白い雲
そのうちなんとかなるだろう

 これまでの人生、煮詰まりかかった時にはしばしば口ずさんだもんだ。ちと思うんだが、秋元センセイもクレージーのファン?

 で、高速を降りて角を曲がったところに、ちっちゃな古いスタンドがあって、中からおばあちゃんが見てる。ん? と思って立ち寄って「給油できますか?」と尋ねると、「停電中なので、汲み置きなんですがいいですか」って。ポンプが止まる前にジェリ缶に20リットル貯めておいたヤツらしい。

 いいですいいです。ガソリンならなんでもいいです。おじいちゃんが出てきて一所懸命給油してくれました。その後もやってるスタンド見つけて満タン給油完了。
 なるほど、何とかなるもんだ。