夢を死なせるわけにいかない3 | Commentarii de AKB Ameba版

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AKBとかその周辺とか

words

   人の群れから/背中を向けて
   歩き出せばいい/一人

 これAKB村から出て行け、ってことですか?
 秋元先生ったら、またぞろ女の子集めて同じことやらかしてるじゃないですか。知ってますよ欅坂。
 何ですか 

   この世界群れていても始まらない

 って。こんな歌を、あんなかっちりした、しかも全くのお揃いの制服を着せて歌わせるなんて、まったくアンタって人は…

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 まるっきりセンターが見えない席に座っちゃったんで、見えない人がいっぱいいました。
 「Confession」なんかほとんど音席状態。岡田(奈)のステージを走り去るとこしか見てない。
 それでもいいんだっての受け入れちゃうのがいわゆる涅槃状態。
 これもまた魔法のうち。

 Team 4やっぱいいなあ。だいたいみんな昔から知ってる連中だし。Team感があるよね、Team 4。それは「干されの連帯」なのかも知れないけれど。
 シングル選抜あんまされないでしょ。
 公式ホームページの「セットリスト」では完全無視でしょ。
 この頁、以前はちゃんと初代Team 4の公演記録をちゃんと載せててくれてたんだけどね。リニューアルして後退しちゃってやんの。
 だから「夢を死なせるわけにいかない」ってのがすっごく切実。干されても負けんなよ、とつい感情移入してしまう。
 Team全体で公演を盛り立てようという、そういう意思が感じられるんだよね。ほら、センターが見えない代わりに端っこのメンバーがよく見えるんだ。そういうところでみんなが通じあってるっていうか。
 「青春の稲妻」から「生きるって素晴らしい」でなんか頭の鉢(チャクラ)がパカって開いた。

 西野。
 出てくりゃどうしても見ちゃう西野。「ロマンス、イラネ」では主に下手にいたんでほっとんど見えなかった西野。でもね、柱の陰から一瞬振り乱された髪が見えて、すぐにそこにいるってわかった西野。
 なんであんなに動けるんだ西野。一時として静かにしていられない西野。MCで他人が喋っててもずっと表情が動き続けている西野。
 でもあれだけ動いてても顔はまん丸なんだよなあ。それが不思議。
 でもガチャガチャしてるだけじゃないんだぜ。
 「森へ行こう」では真っ正面でした。
 シアターソングの中では異色で表現のムズカシさでは屈指の曲。彼女は緊張感を保ちながら、静から動、闇から光、束縛から解放、という歌の心をきっちり表現していた。目の前でこれが見られたということひとつであの席に座った甲斐があった。たとえ「バナナ」がほとんど見られなくても。

 小嶋(真)。
 この人とはこれまで5回シアターで会っているのだけれど、正直そんなに心に引っかかることは無かった。14期のいわゆる「三銃士」(「なまこ姫」、とも)の僕の評価は西野>岡田(奈)>>小嶋(真)だった。世間では小嶋(真)の方がもててるのがちょっと不満だった。
 でもこの日のこじまこ、よかった。すっごくよかった。
 「天使のしっぽ」のイメージでカワイイカワイイこじまこと思ってたら大間違い。カッコイイんだこれが。もちろんカワイイはカワイイのだけれど、こんなにカッコよく踊ってたっけこじまこって。しなやかでキレがあって、時にクールで。
 恋チュンダンス教室で「岡田と西野に挟まれた女の子」という印象しかなかったのにお前1年も経てば変わるよなあそりゃミュージカルもやったし。「青春の稲妻」なんか見惚れちゃった。
 握手が塩だとかなんだとか言われるみたいなんだが、パフォーマーとしてこれだけできりゃ文句ないない。というかステージ以外の彼女たちの言動なんか興味ないない(ウソウソ、ちょっとある)。

 岡田(奈)。
 ほとんど見られなかったけれど、短い髪がよく似合っていた。
 ねえ、まだ辞めないよね?

 髙橋(朱)。
 この人こんないい女だったっけ。
 かつて「目が死んでる」と呼ばれ、「僕の太陽」の頃は心のこもっていない笑顔を島崎と二人ふりまいていた高橋(朱)。「アイドルなんて呼ばないで」の島崎高橋(朱)のインチキスマイルツートップは、あれはあれでよかった。だって偽アイドルの歌なんだもの。
 「黒い天使(まなっちゃんまりやぎとやったヤツ)」とかみたいに、冷たい感じの表現が得意なのかと思ってた。
 アルカイックスマイルっていうんだろうな、あの笑顔。つくり笑顔なんだけど心がこもっていない、とはちょっと違うんだよな。何というか世の男どものバカさ加減を全部呑み込んで包むような笑顔。「しょうがねえなあお前ら」って言っているような。ちょっと叱ってもらいたくなるような。やっぱキャプテンになるだけのことはあるのかな。
 肉と脂のつきぐあいもいいんだよな。女らしくて。

 岩立。
「愛の毛布」での美しさったら。よくいる普通のべっぴんさんでは決してないのだけれどね。白いドレスで佇み、少しうつむいて自分のパートでないところの歌詞をつぶやいている姿は神々しいくらいだった。
 西野と一緒に納豆食べ放題に行ったんだって。なんかほっとした。
「うふふふ」という笑い声はあんましなかった。
「バナナ」は全く見えなかったけどね(しつこい)。

 飯野。
 初見。長身で手足がすらっと伸びて、動きにメリハリがあって、爽快な人。近野を見たときの印象に近いかな? べっぴんさんの部類なのだけど、そこはかとなくおばちゃん臭がして全然みやびじゃないのもいい。
 お見送り会ではひとりひとりにきちんと腰を曲げてお礼を言っていたのが印象的だった。

 村山。
 くさってなかった。よかった。がんばれ彩希。
 僕ね彩希好きなんですよ、素直に。

 大森。
 綺麗に育ってた。17歳ってのが信じられない安定の慈母感。

 野澤。
 うるせえw。もっとやれww。

 いずりな。
 嘘だけどかわいかった。嘘だけどな。

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 お見送りで、岩立と目があって「また来てね」って言ってもらった。
 みんなに言っているんだろうけどさあ、なんか嬉しかったよ。高校生かお前は。うん、ここに来ると僕こうなっちゃうんだよ。魔法の粉の吸い過ぎ。
 僕だってそりゃまた来たいよ。いつもそう思ってるのに、一公演一回しか来られないんだよ。
 もし知り合いだったら雲の上の誰かさんに頼んでよさっほー。