初日 | Commentarii de AKB Ameba版

Commentarii de AKB Ameba版

AKBとかその周辺とか

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 なんだろうね、このやるせない気持ち。
 こんなにダメージを喰らうとは思わなかった。

 「ルールを守らなかった彼女が悪い」。
 うるさい。ルールなんて糞喰らえだ。

 「脇が甘すぎた。自業自得」。
 うるさい。地獄へ落ちろ。

 「ここで大目に見たら、AKBの組織が揺らぐ」。
 うるさい。そんなことで潰れるならとっとと潰れてしまえ。

 ああ、僕は今日もまだ取り乱してやさぐれたままだ。

 なっちゃん、あなたは今どうしているのでしょう。

 昨日まであなたを支えていた豊潤な大地が、あっという間に乾いた砂に変わって崩れ去っていった絶望と戦っているのでしょうか。

 あなたの疲れを癒していた心地よい眠りが、呪いのように失われていったことに呆然としているのでしょうか。

 その数800を越える夜と昼、あなたが立ち続けたあの舞台に、
 はじまりの時、高らかに「パーティー」と叫んだあの舞台に、
 何度も何度も間違って、今度こそはと思ってもやっぱり間違っちゃった歌い出しを、飽きることなくやわらかな笑みとともにずっと聞いていた人々が見つめ続けていたあの舞台に、
 大人の都合と子どものわがままの板挟みになり、心血を注ぎこんだチームは満身創痍で、それでも仲間たちと高らかに

夢は涙の先/泣き止んだ微笑みの花

 と歌い上げたあの舞台に、
 二度と立つことが出来なくなったあなたは、今、涙を流しているのでしょうか。

 平嶋夏海さん。
 なっちゃん。

 どうかあなたの傍らにいる人が、あなたの慰めとなりますように。
 あなたに穏やかな眠りが訪れますように。 
 あなたの涙がなるべく早く乾いて、微笑みの花が咲きますように。
 
 傷ついたあなたの夢が、どんな形であれ、きっとかないますように。