Warning | Commentarii de AKB Ameba版

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Tag:恋

 お盆進行ですっかり怠け癖がついてしまいました。ああ、仕事に向き合うのが憂鬱。
 仕事の前のお楽しみがあることを喜びましょう。

 というわけで「Warning」。A3の2曲目。
 この曲もまた、「何か違うもの、何か新しいもの」。

 前曲に続き、ヘッドセットをつけたまま。
 前曲が「偽和風贋江戸」だとしたら、こんどは「なんちゃってインド」風アレンジ。

 作曲はエザキマサル。AKBの楽曲は詞先かメロ先か諸説あるんだけど、この曲は間違いなくメロ先。だって元歌があるんだもの。
 
 元歌は、Yo_oY(現hy4_4yh; ハイパーヨーヨ)の曲らしい。
 同じくエザキマサル名義で、同じ来歴の「青春ガールズ」は元歌を聞くことができたのだが、この曲の元歌は確認できていない。権利譲渡されたときに、元歌は「なかったこと」になってしまっていると言われている。

 「青春ガールズ」の元歌、結構カッコイイ仕上がりなんで、こっちの元歌も是非聞いてみたいのだけれど、権利関係で流通しちゃまずい身の上の曲なんですね。

 「当家のご養子としてお迎えするからには、ご当主さまの実のお子としてお育てすることになります。たとえ生みの母だとしても、本日以降は、あの子とは一切無縁ということにしていただきます。無論それだけのものはお支払いします」てな感じですかね。

 「同じ秋葉系とはいえ、あまりにも違う境遇。この子はAKB家に行った方が幸せなんですね」なんてね。

AKBさんていうと、やはり秋元康さんなわけでありまして、秋元康さんといえば、自分的に物凄い憧れの存在だったりするわけで、それが今回、自分の曲に秋元さんが歌詞を書いてくれるってんだから感無量なわけですよー!
江崎マサル OFFICIAL WEBSITE

 どんな経緯での「養子入り」だったのかは詳らかにはしないのですが、送り出した方の江崎氏は結果的には大喜びだったようです。
 惜しむらくは江崎氏の楽曲提供はこれまでにこの2曲どまり。他の曲も結構いいんだが。
 

純情一途は 10分だけでも暗い/正直すぎても 性懲りもないよでつらい
あたしはわりとcase by case/そりゃ、明日になればあえなく
彼に会いたい

 頭韻(ju-、syo-、a-)や押韻(-kurai、-turai、-tai)をふんだんに使っているおかげで、意味は取りにくいけどグルーブ感がいい。

 純情なふりは10分ももたないし、正直に気持ちを伝える習慣もない。
 でも今日も明日も彼に会いたい。
 好きなのについあっかんべーをしちゃう。でも好かれるためには可愛くふるまいことも朝飯前。
 あなたの色に染まりたい、けど束縛されるのはご免。
 こんな矛盾だらけな女の子。
 
 しかもそういう子について、

君のために/警告しましょ!
騙されるな!/乙女たちに!

 警告しているあなたもその一人なんでしょ。
 
 嘘をつくクレタ人
 私を好きになると傷つくわよ、と誘惑する乙女たち。

 まあ「僕たち」は騙されるためにここに来ているので構わないんですけれどね。