シンデレラは騙されない3 | Commentarii de AKB Ameba版

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Tags:B1、desire

 やっと曲のオハナシ。

 真ん中に6人。深紅のドレス。
1-2-3のピラミッドフォーメイション、トップには小野。その後ろに大島(優)、河西、秋元、小林、宮澤。
 残りの10名は5名ずつ両脇。衣装は真ん中の6人よりも暗い臙脂色。この10名はマイクを持ってすらいない、バックダンサー状態。もうこれはセンターの6人によるユニット曲と言ってもいいくらい。
 BPM300近いパルマが力強い。

 B1ステージも同じ構成。6人がセンターでピラミッド状。フラメンコギターのイントロに合わせて後ろから振り返る。
 そして最後に振り返るトップにしてセンターは、柏木でも渡辺でもなく平嶋!
 その表情は晴れやかに輝いてる。なっちゃんBに来てよかったよねえ。
 つい先日、増山加弥乃さんが「芸能活動をお休みすることになりました」ってアナウンスがあったのだが、もし彼女が当初の構想通りCinDyや平嶋、渡邊と一緒に設立時のTeam Bに来てたらどうだったろうか、などと考えてしまった。

 「シンデレラシックス」平嶋の他は井上、CinDy、柏木、渡邊、渡辺。
 平嶋センターで「オレ!」と叫んだ後、歌い出しは井上と柏木なんだけどね。なっちゃん歌詞間違えるとヤバいからこれでいいんだって。

 曲調はフラメンコで、タイトルはシンデレラなんだけど、内容はすごく現実的な女の子の欲望と葛藤。
 舞台は盛り場、時間は0時。帰ろうにももう終電は行っちゃった。ここからドラマと駆け引きが始まる。

終電に乗り遅れたら/シナリオはロマンス

 「終電、行っちゃったねえ」
 さあどうするどうするどうする。とりあえず、キスまではOK?
 このまま勢いで行っちゃうの?

 ところがこの女の子、ここからが冷静。

シンデレラは騙されない/見かけより/長く生きてる
男たちは/その場だけの/仮の王子様

 男の本質を見透かしています。
 「君が好きだ」「大切にしたい」「ずっとそばにいて」
 いろいろ言いますけどね、ぶっちゃければ「イッパツやりたい」ですよ。
 それは実は女の子の欲望でもあるんですね。もうちょっとキレイな言い方だけど。だからいったん攻撃をしのいで、男があきらめかけたところで搦め手から逆攻撃をかけたりする。

あまりに紳士的に/やさしくしてくれるから
試すように/揺れるふり 上目遣い

 お前の攻撃力はその程度なのか! さあ見せてみろ、お前のホンキを! ってな感じですか。

シンデレラは赤い舌出す/微笑みの下に隠して
どんな風に/誘うつもり?/学びたいレッスン

 なかなか向学心に富んだ女の子のようで。何であれ、新しいことを学ぶことは大切なことです。

 ここで登場したシンデレラは、未経験だけど、決して純情ではなくて、好奇心は強いけど、決して安売りはしない。

 複雑? いやいやいや。リアルの女の子はもっと込み入ったことを息をするようにたやすくできるんだよね。
 これじゃあシアターに集うヲタ諸君の支持を集めてシングル化ってわけにゃいかなかったかな。 

 K2の「シンデレラ」、歌い終わりも小野がセンターで締めるんだけど、何故かB1の締めのセンターは渡辺。平嶋はCinDyと二人で渡辺を支えるポジションに下がってました。

 というわけでこれにてめでたくK2(B1も)お開き。