Virgin love | Commentarii de AKB Ameba版

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Tags:B1、desire、恋、School days

 前曲、いったんは16人が揃ったあと、終盤になって6人が先にはけて着替えをしてこの曲に備えている。
 最後までステージに残っていたのは、今井、梅田、大島(優)、奥、小林、佐藤(夏)、高田、早野、増田、松原の10名。
 「Virgin love」のイントロが始まるのが37:28。
 
 最初に飛び出してくるのは、秋元、大堀、河西、野呂、宮澤の5名。白いワンピースを着ている。
 あれ? 小野は?

 歌い出しとほぼ同時に、両袖から着替えを終えたメンバーが2人づつ出てくる。
 佐藤(夏)、大島(優)、小野、増田。
 その時間37:44。小野以外の3名は、16秒弱でサマードレスから白のワンピースに早替わり、ってわけだ。
 その後ワンコーラスごとにわらわらわらわらとメンバーが増えていく。

 Bのステージでも同様。前曲終盤まで残っていたのは10人。仲川、平嶋、松岡、CinDy、菊地、片山、多田、野口、仲谷、早乙女。
 「Virgin love」のイントロと同時に飛び出してくるのは田名部、渡邊、柏木、井上、米沢。
 あれ? 渡辺は? こういうとこまでセンパイの公演をコピーしなくてもいいのに。

 次に出てくる4名は、平嶋、多田、渡辺 そしてたぶん片山。着替えの時間はやはり16秒弱。
 お見事な早替わりでした。

 さて、この歌。

あなただから教える/My secret…
友達にも話してないの

 と意味深な歌い出し。友達にも内緒のその「秘密」とはなんぞや?
 というほどのシークレットでもないですね、これ。要は、自分は遊んでいるっぷうに見えるし、そう振る舞ってもいるんだけれど、実はそんなことなくて、カンジンのことはまだ未経験、ということ。
 それがヒミツなんだって。かわいらしいもんである。

 やっと出会えたステキな「あなた」に、「大切なもの」をあげたい、とまあそういうわけだ。
 どうもここで前々曲の「ふしだら」との関連を思い浮かべてしまう。テーマが被ってるよね。前に書いた「公演=連歌」論でいうと、前々曲は連歌で言う「打越」に相当するのだが、打越とテーマが被るのを連歌では「輪廻」とか「観音開き」と言って嫌う。
 前曲で「賢者モード」になったんだから、今さらあせらなくてもいいじゃん彼女って、ことかな。

 ところでこの曲、

残された女の子/旬が終わる
その前に/本気だからいいでしょ?

 なんてのを聞いていると、一定以上の年齢の人はやはりこの歌を思い出す。
 秋元先生29歳の御作。

 若いだけあって、「友達より早く エッチをしたい」とか「デートに誘われて バージンじゃ つまらない」とまあ、あられもない表現乱発でしたね。

 あのころはさあ、アキモっちゃんも、おニャン子のちょっと年上のアニキぐらいの感じでさあ、こういうの歌わせても、なんていうの、共犯関係? 挑発? みたいな感じだったんだよねえ。結局一人喰っちゃうし(←まだ言うか)。
 でも今コレをAKBに歌わせるとあれだね、メンバーに「秋元先生、若い子に何つー曲を歌わせてたんすか!?」って突っ込まれそうだよな。

 それともあれかな。愛する前田が「バージンじゃつまらない」って少し照れながら歌うのを遠くで眺めて、キュンとなってるのかしら。

 まあそれを思うと、タイトルこそ挑発的な「Virgin love」だけど、お上品なものですね。r

 あ、大事なことを書き忘れた。
 この曲は、AKBでいっちゃん最初の、井上ヨシマサtune。
 このブログは基本的に秋元康の言葉にこだわっているつもりで、音楽についてはあまり触れてないのだが、井上ヨシマサについてはこの後何かを語るかも知れない気がする。門外漢なのでちょっと自信はないのだけれど、語りたくなる曲が多いのね。