クラスメイト | Commentarii de AKB Ameba版

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クラスメイト Tag: 片思い、School days、季(秋)

 A1、スカひらの5人がステージ奥に引っ込むのと入れ替わりに4人現れ、しっとりと歌うバラッド。
 歌い出しは中西里菜-sigh-。
 恋になる一歩手前、お互いに気になっているけど踏み出せない。ひょっとしたら、このまま何もはじまらずに終わってしまうかもしれない、淡くて切ない思春期の一齣。

夕暮れの通学路/自転車を押して
君と歩く坂道/影が伸びてる

 自転車に乗らず、わざわざ遠回りして、一緒にいられる時間を少しでも延ばそうとしているのに、もうすぐ日が暮れる。

 そういや中学の時に僕が好きだったサッちゃんが好きだったのは、僕の仲良しのヤマナカくんだった。二人は別につき合っていたわけじゃないんだけど、お互いに気になってたんだ。ヤマナカくんは転勤族の息子で、転校することになっちゃった。
 で、今日でお別れという日、サッちゃんとヤマナカくんは二人っきりでゆっくりゆっくり歩いて帰っていったっけ。自転車を押しながら。
 僕? 僕はそれをちょっと離れたところで見てた。

クラスメイト/目立たない人
だけど 私には特別

 「目立たないけど自分には特別な人」に対する思いは、後に男の子の立場から僕だけのvalueでも歌われることになる、大事なモチーフのひとつ。
 
 それにしても、この曲を聞くたび、中西の歌をもっと聴いていたかった思いに駆られてならないよ、りなてぃん。