法事の後で/BAD COMPANY ③
親族の三回忌の法事があった。法事の後に食事が振る舞われたが、そこでとんだ災難があった。故人の話で花を咲かそうと思っていた矢先、料理(茶碗蒸し)を運んできた給仕の男性がいきなり私の席横に落としてしまったのである。ぶつかったわけでもなく、後ろから配ろうとした際に手を滑らせて落としてしまったようだ。なので、一瞬、何が起こったかわからなかったほどである。着て行った礼服は、直接かかった部分もあれば、床に落ちたものが撥ねて裏側まで広範囲に汚されてしまったのである。問題は、その対処の仕方であった。その男性、慌てるだけでろくに謝罪の言葉を発しない。同僚の女性から「今、拭くもの持ってきます」と言われたが、なかなか来ない。そもそも、「○○をお持ちしました」とか「熱いのでお気を付けください」などと、普通は声かけしながら配膳するだろうに、そのあたりもできていない。なんだかんだ処置をし終ると、今度は「会社に電話してクリーニング代をお持ちします」と言って、もってきたのが5,000円。しかも、剥きだし。親族だけとはいえ、現金を剥きだしで受け取るのもばつが悪い。封筒などあらかじめ用意はしてなくても、ティッシュか何かの紙で包んでほしかった。さらに、「クリーニング代は5,000円と会社で決まっているんで」という。案に、それ以上請求されても出せないとあらかじめ釘を刺された気分である。「少ないですが、クリーニング代の足しにしてください。」くらいの言い方であれば、仕方ないとあきらめるが、余計に腹立たしかった。人間誰しもミスはあるし、不慣れ故に起こすこともあるから、咎める気持ちはない。ただ、ミスを犯した後、人に迷惑をかけてしまったときの対応の仕方次第でその後の状況も変わるというものである。これが、結婚披露宴などで新婦や女性招待客の着物やドレスだったら大変だったろうになと思わずにはいられない。さて、気分を変えて今聴いているアルバムは、バッド・カンパニーの『RUN WITH THE PACK』(1976年)である。バッド・カンパニーは、ポール・ロジャース(vo)、ミック・ラルフス(g)、ボズ・バレル(b)、サイモン・カーク(ds)がオリジナル・メンバー。3作目になるこのアルバムも勢いを失わず、軽快にドライヴしていて、ポールの歌も円熟を増している。曲は、カヴァー曲「Young Blood」を除いて、ポールやミックを中心にメンバーの共作による。「Honey Child」は、シングルでちょいヒット。アルバム・タイトル曲「Run with the Pack」やバラード「Love Me Somebody」、「Fade Away」など聴きどころ。