この時期の風は嫌い/LINDA RONSTADT ③ | BGMと独り言

BGMと独り言

世の中がなんだか益々混沌としてきましたね。
好きな音楽を聴いていられるだけでも幸せなことかもしれません。

じっくり聴くのもいいし、BGMにしてもいい。
さて、今日は何を聴こうか・・

 

今日も風が強い。

 

明日も強いらしい。

 

強風が吹くと、心がざわつく。

何をやっていても集中できない。

 

この時期の風は、埃を舞い立てるから、特に厄介だ。

 

先日降った雨で地面が濡れていたと思っていたら、あっという間に表面が乾き、今日は土埃が渦を巻いている。

 

我家の周りは、畑が多い。

 

農業の担い手もなく、何の作付けもしていない。

ただ、雑草対策のためにトラクターで耕運しているだけである。

ほんとは、少しくらい雑草が生えていた方が防塵対策になるのであるが、農家の心理としては草を生やしておくことが忍びないらしい。

 

なので、一度、強風が吹くと、表面の細かな土が舞って、吹き溜まりには「砂丘」もどきができる。

 

細かな土埃は、我が家の2階のベランダまで舞い上がってくるから、隅っこに土埃の塊を置いていくのである。

 

これが細かすぎて、箒と塵取りでは取りきれない。

 

築数十年の木造建築では、雨戸やサッシの隙間から入り込んでくるので、風が止んだ後は必ずモップがけをするのであるが、モップが真っ黒になってしまう。

 

早く風が止んで、静かになって欲しいのであるが・・・。

 

 

 

 

 

 

さて、今聴いているアルバムは、リンダ・ロンシュタットの『HEART LIKE A WHEEL』(1974年)である。

 

こんな強風の日は、風の音をかき消すくらいの音量で聴きたいものだが、なかなかそうもいかない。

 



このアルバムは、リンダとしては5作目にあたるソロ・アルバムで、彼女が大ブレイクするきっかけとなった作品である。

 

日本でもこの頃から人気が出てきたらしいが、私も1曲目の「You're No Good」(邦題「悪いあなた」)でリンダを知った。

 



昔よく聴いていたアルバムであるが、また引っ張り出して聴いている。

 

毎度感じることは、選曲のセンスの良さである。

 

ソウルシンガーのベティ・エヴェレットという人がヒットさせた「You're No Good」、ポール・アンカの「 It Doesn't Matter Anymore」、J.D.サウザーの「Faithless Love」などいい曲が続く。

 

ダン・ペンによる「The Dark End of the Street」もグレッグ・オールマンのカヴァーで思い出す。

 

「When Will I Be Loved」などは、彼女のオリジナルかと思い違いするほど自分のものにしている。

 

ローウェル・ジョージの「Willin'」もカントリー調のアレンジがいい。

 

ジェームス・テイラーの「You Can Close Your Eyes」もね、伸びやかで艶やかでかつ繊細でいいよね。

 

参加ミュージシャンも豪華で、アンドリュー・ゴールド、J.D.サウザー、デヴィッド・リンドレー、マリア・マルダー、エミルー・ハリス、ピーター・アッシャー、イーグルスのメンバーであったグレン・フライ、ティモシー・B・シュミット、ドン・ヘンリーなど。

 

ただ、31分程度で聴き終えてしまうのが少し物足りない。