前回は、詐欺メールに触れたけれど、今回は屋根の修理に関する件である。
もう何回目になるだろう。
おそらく同じ業者なんだろうけれど、人を変えては訪問してくる。
最初は私が留守にしていたときで、妻が応対するには「近くで工事やっててご迷惑かけてるのでごあいさつに来ました。」とかなんとかいうので出てみると、「今、とおりがけにみたら屋根の○○が曲がっていたので気になって・・・。放っておくと雨漏りするから見てあげましょうか?」とか言ってきたらしい。
妻が「屋根屋に親戚がいるから・・」と嘘言って断ったら帰って行ったとのことである。
数日後、また業者風の男が来て、今度は私が応対したのであるが、ドアフォン越しに何言ってるか聞き取れなかったので、うっかり出てしまったらまったく同じ話で、断ってもしつこい。
対面しちゃうとよくないのはわかっていたのだが・・・。
とりあえず、帰ってもらったが、その後も人を変えては何度も来るので嫌になる。
家の外周を見渡しても変形しているようなところは見当たらないし、今のところ雨漏りもない。
そうやって、一般人にはわからないような専門用語を使ったり、屋根に上がって直接確認するのが困難なのを承知で、見てあげると甘い言葉を投げかけるのである。
一度、屋根の上にあがらせてしまうとあそこが悪いとかどこが悪いとか、中には自分で壊してきて修理が必要だという業者もいるらしい。
「雨漏りする」だとか不安を煽っておいて、修理の依頼を促す。
一度、お願いしてしまうと、法外な修理代を請求されるばかりではなく、今度は別な場所の修理を薦められ、金をむしり取られるんだと、そういう事案が横行していると、もう随分前にテレビで紹介されていた。
未だにそんな手口でやってる連中がいるんだなあと、あきれるどころか、むしろ滑稽にも見えて笑いが出る。
それにしても、こんなに執拗にやって来るのは、我が家が「カモ」の名簿にでも載っているのだろうか。
高齢者世帯だと思って、舐められているのか。
女性の高齢者単身世帯だとしたら、尚更、危険である。
とにかく、訪問業者には気をつけたい。
さて、今聴いているアルバムは、アラン・ガーバーの『ALAN GERBER ALBUM』(1971年)である。
このアルバムは、彼のファーストアルバムで、その後、しばらくレコーディングはしておらず、セカンドアルバムは1994年の「Chicken walk」となる。
その後は、数年おきながらコンスタントにアルバムをリリースしているようだ。
アラン・ガーバーは、リアルタイムでは聴いていなくて、数年前、何かスワンプな音楽が聴きたいなとネットで調べていたら行き当ったミュージシャンである。
なので、良く知らない(笑)。
このアルバム自体は、正しくスワンピーで、かつ黒人音楽の雰囲気も漂う私好みの好盤である。
1曲目の「Sigmund’s Blues」や6曲目の「Big Bad Mama」、7曲目の「Jaffe’s Lament」、10曲目の「To Grow」、11曲目の「No Need To Hide」などが、お気に入り。
ラストの「People Together」なんかは、ご機嫌なメンフィスソウルである。
合間に、ちょっとカントリー・テイストのある曲やフォーキーな曲を織り交ぜていて、アルバムのいいアクセントになっている。
レコーディングは、メンフィスとハリウッドのスタジオだとのことで、Booker T. & the M.G.'sのメンバーやメンフィス・ホーンも参加している。
そのあたりのバック演奏がアルバム全体のいい雰囲気を醸し出しているのだろう。