JLPGAツアーもいよいよ大詰めを迎えている。
賞金女王が誰になるのか、来年のシード権がどうなるのか、選手にとって一打一打が重要な意味を持つ白熱した展開を示していて目が離せない。
毎年、有力なニューフェイスが登場し、年々、選手層が厚くなる女子プロゴルフ界。
ルーキーイヤーでありながら、いきなり優勝してしまうのも今や普通の出来事で、アマチュア時代から試合経験を積んで、実力を身に着けてからプロに転向してくるものが少なくない。
ベテランや中堅も頑張ってツアーを盛り上げていて、毎週、誰が優勝するかと興味も尽きない。
そんな中、近年気になっているのがギャラリーのオヤジたちの声援である。
プロの見せる技やプレイに大きな拍手や声援を送ることで、選手も鼓舞されるだろうし、トーナメント自体が盛り上がるのはいいが、パッティングの際の「入れ~!」という叫び声だけは勘弁してほしい。
カップに入るか入らないかという時に念じるのは、心の中だけにして欲しい。
まして、パットを打った瞬間やまったくライン違いで入らないのは歴然としているときにも「入れ!」と叫ぶアホもいる。
もっと、酷いのはカップを通り過ぎてから「入れ!」というやつもいる。
ほんと、あれだけはやめてほしい。
見ていて興醒めするのである。
ティショットした際も「ナイスショ~ッ~!!!」などと、一際大きな声で叫ぶオヤジもいる。
さも自分が一番応援しているとアピールしたいがために叫んでいるように思えて、見ている方が恥ずかしくなる。
その点、海外のギャラリーの方がスマートでいい。
選手の一打一打に反応が自然で、しかもあざとくない。
たとえ、パットが外れても、日本ではほとんど拍手はしない場合が多いが、海外では拍手を惜しまれない。
最終ホールでは、いいプレイで回ってきた選手にはスタンディング・オベーションで出迎えるのである。
見ていて気持ちがいいし、感動的でさえある。
日本のオヤジたちも見習ってほしいものである。
さて、今聴いているアルバムは、大橋純子&美乃屋セントラル・ステイションの『RAINBOW』(1977年)である。
大橋純子さんの訃報は、masterさんのブログで知り、その後ネットニュースでも取り上げられていたことを知った。
晩年、闘病生活を送っていたことを知らないまま、数年前、自分のブログでも取り上げたことがあった。
大橋さんを知った経緯は憶えていないが、デビュー・アルバムの『フィーリング・ナウ』(1974年)、セカンドの『ペイパー・ムーン』(1976年)のLPを手にして、よく聴いたものだった。
そして、この「美乃屋セントラル・ステイション」というバンドを従えての作品も素晴らしい。
「シンプル・ラヴ」を筆頭に、グルーブ感たっぷりの「フィール・ソー・バッド」「愛にさよなら」など統一感のあるバンドサウンドにのった、ソウルフルで素晴らしい歌と演奏を楽しむことができる。
黒っぽいR&B風な曲もいいが、「白い鎮魂歌」や「ラスト・ナンバー」、「今シルエットのように」などのバラードも素晴らしい。
※そういえば、もんたさんも先日亡くなったばかりでした。
アルバム『ペイパー・ムーン』を聴いていた頃は、日本にもこんなに上手いシンガーがいるんだと嬉しくなったものだった。
年齢的には、まだまだ若い・・・ほんとに残念である。
ご冥福を祈りたい。