※誤字を修正しました。
今年は、長男の家が完成して、孫とともに隣に引っ越してきたことが何よりも嬉しかった。
9月には、可愛い姪の結婚式もあった。
そして、
先月には、突然の兄の死。
あれほど嬉しかったことも上塗りされて忘れてしまうくらいにショックなできごとであった。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や安部元首相の銃撃事件などの大きな事件、繰り返すコロナの蔓延や様々な値上げによる家計への圧迫など肌で感じられることさえも、どこか霞んでしまって遠い過去のように思えてくる。
昨年亡くなった母よりも、兄の存在の方が大きかったのかと、自分自身でも驚いている。
つくづく、命の儚さを知り、自分に残されたこれからの人生を真剣に考えずにはいられない、そんなことを思う年の瀬である。
さて、今年も、多くのブロガーさんからの刺激を受けながら、好きなアーティストの新旧作品を取り上げてきた。
また、他のブロガーさんの紹介やSpotifyなどの影響により、様々な魅力あるアーティストやアルバムなども新たに知ることができ、様々な形で「音楽」というものに触れることができた一年でもある。
来年は、どんな年になるだろうか。
今年一年、関わってくださったみなさんに感謝申し上げるとともに、来年がみなさんにとっても幸多き年になりますよう願っております。
来年も、また、よろしくお願いします。
ффффффффффффффф
さて、今年最後の締めは何にしようか。
ブルース界のレジェンド、御年86歳のバディ・ガイが約4年3か月ぶりに今年リリースした『THE BLUES DON’T LIE』、これに決めた。
もう、ブルースだのロックだの関係なく楽しめるご機嫌なアルバムである。
ここ近年の傾向と同様、今回も豪華なゲスト陣の参加により話題性にも事欠かない。
まずは、ジャケットの写真
実にいい顔していて、充実感にあふれているではないか。
ギターもボーカルも衰えを知らない。
正にレジェンドだ。
ゲスト陣は、メイヴィス・ステイプルズ、エルヴィス・コステロ、ジェイムス・テイラー、ボビー・ラッシュ、ジェイソン・イズベル、ウェンディ・モートンとほんとに豪華である。
やはり、メイヴィスはいいし、ジャームス・テイラーは意外だった。
収録曲のほとんどは、ドラマーでソング・ライターのトム・ハンブリッジが作っていて、バディとじっくり話し、バディ自身の人生の物語を伝えているという。
なので、バディ自身が自分の人生の反映として心の底から歌える曲ばかりなのだ。
「人種差別」や「銃社会の問題」、野望を心に秘めシカゴにやってきた若かった頃の話など内容は多岐にわたっているが、全編、ずっしりとした「ブルース」で占められている。
カバー曲は3曲
B.B.キングが歌った「Sweet Thing」、多くのアーティストにカバーされている「King Bee」、そしてビートルズの「I’ve Got A Feeling」である。
久しぶりに一気に聴き倒してしまった。
「ブルースは嘘つかない」
やっぱり、ブルースやソウルが好きなんだ!
いやいや、スワンピーなロックにSSWが奏でるアコースティックな楽曲も聴きたい。
たまには、ジャズもね!
結局、来年も音楽三昧さ!😄