シリアルナンバーから1980年?の
GRECOのRB-700Nと思われるベースのメンテです
ご依頼は
「ネックとか全体的に診て欲しい。
ピックアップ・フェンス(リアピックアップのカバー)もつけたいけど外れない。
オクターブピッチもネジが回らない。
その他もチェックして欲しい。」
との事です
Rickenbacker 4003S を意識したベースのようで
ポール・マッカートニーを思い浮かべてしまいますねぇ
さて、とりあえずはネック調整から
大きな反りはないけど
出来るだけストレートな感じにしておきます
もちろん
ペグの緩みのチェックして
指板とフレットをクリーニングしてOrange Oilを塗布します
それから問題のピックアップが外れずピックアップ・フェンスが付けられないの件は
小さなピックアップ取付けネジの頭が崩れてプラスドライバーが滑って回らないようですね
この感じだと
ちょっと専用のドライバーでいけそうです
バッチリ取付け完了
ネジは新しい物に交換しておきました
お次は
オクターブピッチ調整ですが
こちらも一旦ブリッジを外して
サビや汚れを落として調整ネジをチェックしたら問題なく回りました
持ち込みの新しい弦を張って
オクターブピッチを調整しようとしたら・・・
んんんんんん〜
1弦の5から12フレット辺りが妙にビビリ音が出ます
ネックの状態はそんなに悪くないので
フレットの高さをチェックすると何ヶ所かちょっとバラツキがあったので
きっちり打ち込んでみても
改善の兆候もみられません
て事は
弦かぁ
お店の弦にもう一度交換してみると
バッチリきれいなサウンドになりましたよ
オクターブピッチ調整して
ちょっと低いピックアップの高さを調整しようとしたら
フロントピックアップの4弦側が上がりません
なんとサイズの違うネジが無理矢理スポンジで止めてありました
なのでこれもサイズの合うネジに交換してピックアップの高さ調整もできました
最後にボディを磨いて出来上がりです
交換したネジ類がこれ
気持ちよく弾けそうです