Column242.日韓関係、今のうちに懸案整理を。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

韓国外交部(外務省に相当)の
尹炳世(ユン・ビョンセ)長官(大臣に相当)が、
国会の外交統一委員会に出席し、

「国際社会では外交公館前に施設物や造形物を設置することは
 国際関係の側面から望ましくないというのが一般的な立場」
との認識を示した。


慰安婦問題をめぐる日韓合意で、現政権が逆風にさらされる中、
世間の非難を浴びかねない発言を堂々とするのには驚いたが、
その発言ができるということは、逆に現政権の影響力が
0に近い状態になっているということだ。


とはいえ政権に決定権があることに違いはない。


であれば、この際慰安婦問題だけでなく、
対馬の寺社仏閣から盗まれた像の返還を迫ったらどうか。


慰安婦問題をめぐる韓国国内の動きに、
韓国政府が同調する様子はない。
日本政府が大使一時帰国をしても、大きな抗議はしていない。


それに対して、慰安婦問題では日本を非難するマスコミも、
韓国政府の日本政府に対する態度を非難する論調は少ない。
それどころか、大統領候補の世論迎合を断ずる論調が多い。


ということは、現政権に仏像問題はじめ、
日韓間に横たわる諸問題を今のうちに整理できるチャンスでもある。


このどさくさに、諸問題を片付けて、
次の政権が何を言おうとも、日本の立場を守れるようにして、
韓国政府に、冒頭の尹長官のようま発言を
させられるようにするのが良いのではないか。