韓国の朴槿恵大統領の弾劾案が、国会で可決された。
今後180日以内に、憲法裁判所が、罷免の可否を決める。
北朝鮮に厳しい朴政権が窮地に陥ったことで、
北朝鮮政府は、喜んでいると思いきや、
疑惑が表面化してからは、一切の核実験、
ミサイル発射を控えている。
理由は簡単だ。
以前の本欄でも指摘したが、
朴政権は、この窮地を脱出するため、
北朝鮮にさらに厳しい姿勢で臨み、
目を外にそらすことを考えていたと思われる。
北朝鮮は、朴政権の崩壊を望んでいることから、
目を自身に向けさせないため、
ミサイル発射を控えているのだ。
韓国の野党は、与党に比べて北朝鮮に融和的だ。
北朝鮮は、それを利用して、廬武鉉政権の時は、
自国に有利な状況にもっていった。
米韓関係の悪化がその象徴だ。
このままいけば、朴大統領は罷免となる可能性が高い。
その後に行われる大統領選は、今の野党からの候補が
当選する可能性が高い。
となれば、北朝鮮融和回帰となり、
日本やアメリカにとっては、厳しい状況となる。
もちろん韓国の野党勢力全体が北朝鮮融和ではないが、
朴政権の時よりは、強硬姿勢が後退するのは間違いない。
日本政府としては、何が韓国にとって最善なのか、
冷静に、粘り強く対応することが求められるだろう。