フィリピンのドゥテルテ大統領が、
中国、日本と続けて訪問し、その言動が注目された。
就任前後から、アメリカに対して、時には、
口汚い言葉で罵ったり、米軍の退去を求めるなど、
一貫して反米の言動をとってきた。
一方で中国に対しては、南シナ海での対立を、
中国の望む棚上げを支持するかの発言をした。
中国訪問では、その発言と引き換えに、
経済援助を引き出した。
一時的ではあるが、中国公船が、姿を消した。
と思いきや、日本では、安倍首相との会談で
「法の支配の原則」を確認した。
それだけではない、「時が来たら日本の立場に立つ。」
とまで言い切った。
一貫して反米、中国を惑わし、
日本には寄り添う姿勢を見せ、
何が本音なのかわからない。
しかし、「時が来たら」という言葉がカギとなるようだ。
氏の反米は、感情的なものでどうしようもないという。
一方で日本のことはこれまた好きという感情を持っているという。
足元の自国は、経済成長を始めたとはいえ、
まだまだ未開発の地域が多い。
嫌いな米国の代わりに中国から援助をもらい、
日本からも引き続き援助をもらいつつ、
陰では米国との橋渡しになってもらい、
自分が退任するころには一定の開発も進めば、
中国の支援を少なくさせ、反米感情のない後任が、
日米の立場にたつ、ということなのではなかろうか。
自分の感情をもうまく利用する大統領の言動が、
上記の予測の通りかどうか見極めるには、
まだまだ時間がかかりそうだ。