Column225.蓮舫氏、民進党を潰す気か? | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

民進党代表選挙で、蓮舫代表代行が、
1回目の投票で過半数を獲得し、当選した。


蓮舫氏の二重国籍に関する説明内容の事実の二転三転や
公僕の自覚が疑問視されるなど、代表としての資質も問われた。


この問題が発覚する直前に、
党員などの投票締め切られた、として、

選挙中にも拘わらず、やり直しを求める声が、
国会議員から公然と上がり、
相変わらずの足の引っ張り合い体質を見せた。


それだけでなく当選確定直後に、
蓮舫氏を支持しなかった議員から、
「蓮舫氏のもとに支持が集まるとは限らない。」と、

仲間割れ体質を見せただけでなく、
選挙結果を無視する発言も聞かれた。


何が国民の不信を買い、政権を奪われたのか、
相変わらず相変わらずわかっていない。


極め付きは、幹事長人事だ。


小沢一郎・現生活の党共同代表とともに、
政権崩壊の2大要因ともいえる、
野田佳彦前首相を選んだ。


蓮舫氏は、民進党内の複数グループのうち、
野田前首相のグループの一員である。
蓮舫氏自身、野田氏を「政治の師」と公言している。


野田氏は、党内融和を図るどころか、
小沢氏と事あるごとに対立し、事実上党から追い出した。
勢力を減らして政権崩壊の原因となった。


それだけでなく、国会の党首討論で、
当時野党自民党の安倍晋三総裁の攻勢をかわし、
その場しのぎの格好良さを見せつけるためだけに、

「1か月に解散しましょう。」などと発言し、
政権崩壊の時期を自ら早めた。


それからの民主党の迷走は、民進党の今になっても、
相変わらず続いたままである。


その原因を作った張本人を幹事長に据えるなど、
二重国籍問題の認識の甘さに加え、
蓮舫氏の見識の浅さには、呆れるだけでなく、
国民の姿が見えてないのではないか、との危惧さえ感じる。


党名の由来である「国民とともに進む」が、
「国民と別に進む」と感じたのは、筆者だけだろうか。


各種世論調査の結果から、多くの国民が、
自民党に対抗できる政党が出来ることを望んでいる。


しかしこれでは、民進党自身にその気がないととられても仕方がない。