明日、投票を迎える東京都知事選、
マスコミの報道やネットの書き込みは、
いわゆる「主要3候補」の動きばかりが伝えられた。
各報道機関の世論調査でも、
その3人が、支持率の上位を占めている。
3人以外の、いわゆる「このほかの18にん」
のうちの数人が、BPO(放送倫理・番組向上機構)機構に、
不公平な報道を訴える構えを見せた。
それから少し露出は増えたように見えるが、
今週の、携帯ゲームリリースや殺人事件の報道の方が多く、
都知事選そのものの関心が少し低下したように見られる。
3人の支持が先行しているというが、
「消去法でこの人」という人が多いように見える。
さらに連日の報道のされ方から、3人のうちの一人が、
地滑り的勝利を得る公算が大きくなっている。
とはいえその一方で3人に選べない人はどうするのか。
棄権するのか、それとも何とか3人のうちから選ぶのか。
または18人から選ぶのか。
明日の投票率は、各紙の伝え方から、
55~60%が見込まれている。
55だとして有権者数から換算すると約600万だ。
3人以外の、いわゆる18人及び白票がどのくらい占めるか。
その割合が、米大統領選でも言われている、
「エスタブリッシュメント」への反発、ともいえるだろう。
あすの開票は、その点を注目してみてみたい。