Column215.参院選、主張が伝わって来ない理由。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

あす、参院選の投開票日を迎えるが
政策論争は一向に盛り上がらなかった。


自民党は、憲法改正可能になる、2/3を狙っておきながら、
演説では一切そのことに触れない。


民進党は、「安倍さんの間の改正は反対」というだけで、
党としてどこをどう改正すべきかの案が出てこない。


公明党に至っては、改憲勢力とされるには抵抗感がある、
と、昨年のに解釈改憲を認めたことと矛盾する発言が出ている。


共産党は、他党と組むなどなりふり構わぬ総力戦を挙げているが、
党の主張の根本を変えるには至っていない。


他の党については割愛するが、声高に政策を主張しても、
どこかに矛盾があるから、有権者に伝わっていないのではないか。


しかし選挙の時は、どの候補者も党も、
自分に都合のよいことしか言わない。
悪いことは絶対に言わない。


そもそも、主張だけで判断するのが間違いであり、
伝わらないのは当たり前なのだ。


つまり、伝わる伝わらないの問題ではなく、
有権者が、各党・候補者の主張が本当かどうか、
都合の悪いことは隠していないか、

主張だけでなく、これまでの言動・結果をみて、
判断し、一票を投じることが重要なのだ。


今回の参院選から有権者の下限年齢が18歳に引き下げられた。
それを契機に、有権者教育の重要性が、
少しずつ言われるようになってきた。


若者がどうこう、ではなく、年齢層で考え、
自らを教育する必要があるのではないだろうか。
主権者は有権者自身なのだから。