Column202.拉致事件、G7でも、取り上げよ。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。





北朝鮮による拉致事件による被害者家族会などが、
救うための国民大集会を開催した。


中国が、いよいよ本腰を入れて制裁に乗り出し始めた今、
金第一書記は、強硬姿勢をますます確固たるものにするだろう。


裏を返せば、その分政権転覆の危険性が高まり、
一度ひっくり返ったらその速度は早まる、ということだ。


国際社会の目は、核・ミサイル開発に向くが、
日本人以外の拉致被害者もおり、
政権転覆時は、否応なしに対応が迫られる。


中国が建前をも変えて本音通りの行動を始めた今、
金政権は、いよいよ試練の時を迎える。
中国も、政権瓦解の影響を覚悟し始めたのだろうか。


本欄でも繰り返し言ってきたが、中国を説得できれば、
北朝鮮の現体制は崩壊する。そうなれば、拉致被害者も戻る。


中国の懸念は、押し寄せる難民と米軍の38度線越えだ。


難民対策には、日本も資金物資両面の援助を申し出、
米軍も、中国との深刻な対立は避けたいから、
38度線越えは、強行しないだろう。


中国もそれがわかってきた上、北朝鮮の行動で、
THAAD(終末高高度防衛)ミサイルを
配備されたらたまったものではないから、
ようやく重い腰を上げたのだ。


ミサイル問題も重要だが、拉致は宣戦布告だ。
すでに戦争状態にある、といってもよい。


であれば、まずはそれを解決することであり、
中国を水面下でも支援することが、そのカギとなる。


まずは幕を開けるG7でこの話題を取り上げ、
中国を、多くの国がサポートする姿勢を見せることだ。


もちろん、日本国民が常に関心を持ち続けることが前提だ。
そのために、本欄も微力ながらこの問題を取り上げ続けたい。