北朝鮮がミサイル実験を行い、またしても、
アメリカを震え上がらせ、中国をバカにし、
日本を怒らせ、韓国を切れさせ、世界を驚かせた。
国連での経済制裁が検討されているが、
北朝鮮政治体制の崩壊による影響を恐れる中国が、
またしても及び腰になっている。
国際社会は、北朝鮮に核開発を諦めさせるために
どうすべきかを考えているが、
もはやどうやっても諦めることがないことは明らかだ。
であれば次の段階に移るしかない。
それは、現在の政権を瓦解させることだ。
「それだと崩壊を恐れる中国が賛成しないではないか。」
と思うかもしれない。
中国が恐れるのは、政権崩壊ではなく、
崩壊による、北朝鮮国民が中国に押し寄せることだ。
それさえなければ、後は北朝鮮国内に米軍が入らなければ良い。
現在の政権から別の政権になって軍事開発をさせなければ良い。
実はそのオプションを既に持っているのは、
アメリカではなく中国なのだ。
中国には、金第一書記の兄、金正男氏が滞在している。
中国政府が保護しているとも言われている。
正男氏は、本人の無関心もあるが、父の金正日総書記が、
後継者に指名しなかった。
日本に不法入国して強制送還されたが、
(公式には身元不明者とされているが)
数ヶ国語を操り、経済事情にも詳しく、
本当は聡明ではないか、とも言われている。
中国政府の保護下にあるのなら、
現政権の替わりに、正男氏を付けることも
オプションに入っているとも言えるだろう。
日本としては、もしそれが実現するなら、
絶対に認めさせねばならないことがある。
それは、「拉致被害者の全員即時帰還。」だ。
絶対にそれを忘れてはならない。