Column193.清原逮捕の衝撃、長嶋さん沈黙の訳。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

元プロ野球選手の清原和博容疑者が、
覚せい剤の所持で逮捕された。


覚せい剤の影響は、心身ともに人格破壊を招く。
その恐ろしさは、ミュージシャンのASKA氏が
逮捕された時に触れた。
http://ameblo.jp/depthsofnews/entry-11859237197.html


清原容疑者の場合、多くのプロ野球ファンを引きつけただけに、
その衝撃は、ASKA氏の時以来である。


清原容疑者が、覚せい剤に走った理由は、
様々な見方がなされているが、本人以外に知る由はない。


ファンに対する衝撃はもちろんだが、
元も含め、選手やプロ野球関係者への衝撃も大きい。


高校からずっとプレーを続けてきた桑田真澄氏や
同年代でライバルだった佐々木主浩氏、
指導者層からも声が寄せられている。


その中で筆者が気になったのは、
巨人の監督時代に清原容疑者を呼び寄せた、
長嶋茂雄終身名誉監督の声が聞かれないことである。


長嶋氏が病気療養中であることも影響しているだろうが、
以下にショックを受けているかが推測される。


長嶋氏は、アテネオリンピックの侍ジャパンを率いる時、
特定のスポンサーを付けることを認めなかった。
侍ジャパンははみんなのもの、という考えからだ。


しかし1つだけ、侍ジャパンを使った広告を認めた。
それは、麻薬撲滅運動の「ダメ、ゼッタイ」だった。


侍ジャパンのユニホームを来た女優を使った、
「ダメ、ゼッタイ」運動でのポスターの起用を、認めたのだ。


それだけ長嶋監督も、薬物撲滅運動に
対する想いの強さが見て取れた。


清原容疑者は、その想いをも裏切ったことになる。


薬物依存から抜け出すことは、一生続くという。
長嶋監督の思いにこたえるためにも、
清原容疑者は、大変に重い十字架を背負ったことになる。


そのことを、当の本人は自覚しているだろうか。
そうであることを、G党の筆者も切に願うばかりである。