元プロ野球選手の清原和博容疑者が、
覚せい剤の所持で逮捕された。
覚せい剤の影響は、心身ともに人格破壊を招く。
その恐ろしさは、ミュージシャンのASKA氏が
逮捕された時に触れた。
http://ameblo.jp/depthsofnews/entry-11859237197.html
清原容疑者の場合、多くのプロ野球ファンを引きつけただけに、
その衝撃は、ASKA氏の時以来である。
清原容疑者が、覚せい剤に走った理由は、
様々な見方がなされているが、本人以外に知る由はない。
ファンに対する衝撃はもちろんだが、
元も含め、選手やプロ野球関係者への衝撃も大きい。
高校からずっとプレーを続けてきた桑田真澄氏や
同年代でライバルだった佐々木主浩氏、
指導者層からも声が寄せられている。
その中で筆者が気になったのは、
巨人の監督時代に清原容疑者を呼び寄せた、
長嶋茂雄終身名誉監督の声が聞かれないことである。
長嶋氏が病気療養中であることも影響しているだろうが、
以下にショックを受けているかが推測される。
長嶋氏は、アテネオリンピックの侍ジャパンを率いる時、
特定のスポンサーを付けることを認めなかった。
侍ジャパンははみんなのもの、という考えからだ。
しかし1つだけ、侍ジャパンを使った広告を認めた。
それは、麻薬撲滅運動の「ダメ、ゼッタイ」だった。
侍ジャパンのユニホームを来た女優を使った、
「ダメ、ゼッタイ」運動でのポスターの起用を、認めたのだ。
それだけ長嶋監督も、薬物撲滅運動に
対する想いの強さが見て取れた。
清原容疑者は、その想いをも裏切ったことになる。
薬物依存から抜け出すことは、一生続くという。
長嶋監督の思いにこたえるためにも、
清原容疑者は、大変に重い十字架を背負ったことになる。
そのことを、当の本人は自覚しているだろうか。
そうであることを、G党の筆者も切に願うばかりである。