Column184.天気予報の本番号泣、そんなに大きな話題なのか。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

NHKの地域ニュースの天気予報で、
画面に映しだされた地域が、予定していた地域と違い、
予定地域をコメントしたことをきっかけに、


キャスターが動揺し泣いてしまい、しゃべれなかったことが、
大きな話題を呼んでいる。


正直言って、民放の情報番組やスポーツ紙、
引いては週刊誌まで話題になっているが、
果たしてそんなに騒ぐことなのか。


確かに動揺したことで泣いてコメントが出来ないというのは、
厳しい言い方をすれば、キャスターとしては失格だ。
しかし予定と違うことが起きれば動揺するのは自然な感情だ。


筆者を含む気象予報士の仲間では、同業者もいるので、
話題になるのは当然だが、巷間での話題は、
過去のグラビアも出てきたりなど、直言すれば、
「下衆の勘ぐり」みたいなものになってきている。


皮肉にもこのことが、ネットが発達した現代でも、
やはりテレビはそれなりの影響力をもった
メディアであることが浮き彫りになった。


ネットでは、そのテレビや新聞を「マスゴミ」なる
言葉で表現しているものが席巻しているが、

その「マスゴミ」が取り上げるのは、
一般視聴者が興味持ちそうなものである。


ネットでもその話題を取り上げるのは、
そのマスゴミに乗っかっているのと同じである。
結局は、マスコミは一般国民の鏡なのである。


その様な中で話題に上ってしまった、
件のキャスター氏には、同情すると同時に、
「ないっちゃったキャスターでーす。」位のことが言える、
図太い神経をもって復活してほしいと、切に願っている。