維新の党の橋下最高顧問が、維新の党を離党した、
との報道があった。
離党の経緯は他のサイトに譲るが、
どうも腑に落ちない。
維新の党の大阪支部に当たる、
大阪維新の会の代表のままであるからだ。
松野代表には、党を割らない、と言っておきながら、
その日のうちに国政政党を作ると言いだしている。
もっとも発言翻しは、今に始まったことではない。
大阪都構想に敗れたら、政界を引退する、
と言っておきながら、市長選挙の候補者擁立に動いたり、
今回の新党構想もしかりだ。
そもそも、20000%無いと言っていた
大阪府知事選挙に立候補したのが、政治家としての出発点だ。
当然に、国政進出を目指していると考えてよいだろう。
大阪都構想に敗れ、維新を離党する機会を
うかがっていたところに、今回の柿沢幹事長の行動という、
渡りに船にうまく乗った格好だ。
しかし、良く考えてみると、自分で党を作り、
勢力が大きくなって多様な意見が出てくると、分裂させる。
しかも、代表等の重要なポストにつかない状態で。
過去に同じような行動を繰り返してきた誰かに似ていないか。
政党の離合集散ばかり繰り返してきて、
政策の実行の方には深く関わりを持たず、
意のままにならなくなったら分裂させる。
そんなことを繰り返して今は少数政党で存在感がまるでない。
強面、剛腕と言われた影は、今は見る影もない。」
今の行動の将来の結果が、
その時に重なって見えるのは、筆者だけだろうか。