Column170.橋下氏、結局何を目指すのか。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

維新の党の橋下最高顧問が、維新の党を離党した、
との報道があった。


離党の経緯は他のサイトに譲るが、
どうも腑に落ちない。


維新の党の大阪支部に当たる、
大阪維新の会の代表のままであるからだ。


松野代表には、党を割らない、と言っておきながら、
その日のうちに国政政党を作ると言いだしている。


もっとも発言翻しは、今に始まったことではない。


大阪都構想に敗れたら、政界を引退する、
と言っておきながら、市長選挙の候補者擁立に動いたり、
今回の新党構想もしかりだ。


そもそも、20000%無いと言っていた
大阪府知事選挙に立候補したのが、政治家としての出発点だ。


当然に、国政進出を目指していると考えてよいだろう。


大阪都構想に敗れ、維新を離党する機会を
うかがっていたところに、今回の柿沢幹事長の行動という、
渡りに船にうまく乗った格好だ。


しかし、良く考えてみると、自分で党を作り、
勢力が大きくなって多様な意見が出てくると、分裂させる。
しかも、代表等の重要なポストにつかない状態で。


過去に同じような行動を繰り返してきた誰かに似ていないか。


政党の離合集散ばかり繰り返してきて、
政策の実行の方には深く関わりを持たず、
意のままにならなくなったら分裂させる。


そんなことを繰り返して今は少数政党で存在感がまるでない。
強面、剛腕と言われた影は、今は見る影もない。」


今の行動の将来の結果が、
その時に重なって見えるのは、筆者だけだろうか。