Column164.簡単でシンプルなものを。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

迷走を続け批判にさらされ続けた
国立競技場のデザインが、一転して、
0から見直すという。


本来なら、3000億円の試算が出たときに、
見直すべきで遅きに失した感はあったが、
やらないよりは良いだろうと思われるが、
問題は、間に合うかどうかだ。


完成は、五輪1年前を切るという。


以前にもふれたが、オリンピックは、
事前のテストイベントが義務付けられている。


ラグビーのワールドカップは、
その格好のイベントになる予定だったが、
それも出来ない公算が出てきた。


テストイベントは、1年前に行うのが通例である。
テストを経て、問題点を解決し、本番に備えるのだ。


その解決期間が短くなることも
運営の大きな負担になる。


組織委員会の森元首相は、安倍首相の説得を受ける時、
完成時期の注文は付けなかったのだろうか。


折角見直すのだから、完成の時期は遅らせず、
その代り、面白味はないがシンプルでかつ
安価で出来るものが望ましい。
(工期が短ければその分人件費を中心に費用も減る。)


成熟した国の姿を見せるのなら、
派手なものでなくてよい。


今度の五輪が、日本にとって、
前の東京五輪で始まった日本の栄光の
終わりにならないよう、
計画はぬかりなく、動き始めたら素早く出来るよう、
期待したい。