Column148.ハリルJ、救世主になるか。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

今回は昨日の試合を待って1日遅らせました。
ご了承ください。



サッカー日本代表新監督のハリルホジッチが、
デビュー戦を勝利で飾った。


就任当初から、勝ちに行く、守備を固める、という
明確な方針の下、選出メンバーもゼロベースで選ばれ、
それが短期間のうちに浸透した。


前任のアギーレ氏が、じっくりとチームを作っていたのと
対照的に、ロシアW杯に向け早くも固めた、と言ってよいだろう。


遅れを取り戻すには、良い機会となったかもしれない。


もちろん、これから始まる予選は、厳しいものになる。


現在の代表世代を続く若い世代での世界での活躍が、
芳しくない。


若い世代の台頭がなければ、競争が生まれにくい。
現在の代表世代の危機感が出てこない。
そのまま実力の低下につながってしまう。


オーストラリア含めアジア全体の実力が低下する中、
日本だけは地盤沈下を逃れてきたが、
いよいよそれも避けられなくなってきている。


ハリルホジッチ氏は、先に触れた通り、

ゼロベースで選手を選んだ。初招集という選手も多かった。


また、ハリルホジッチ氏を紹介したオシム元監督同様、
規律を求める。
規律にゆだねる日本人の特性に合っている。


規律という明確な指標が示された以上、
若い選手はそれに向かっていける。
長所を伸ばせば地盤沈下は逃れられる。


ロシア大会だけでなく、その先にも希望が見えた、
というのは、言い過ぎだろうか。