Column106.ワールドカップ、ブラジルは優勝できない?! | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

今週は、いよいよ開幕まで1週間を切った
サッカーワールドカップを開催する、ブラジルを取り上げます。



13日開幕を迎えるサッカーワールドカップ、
皆さんの中にも、心待ちにしている方も多いだろう。



過去最多の優勝5回を誇る、
サッカー王国ブラジルでの開催だ。



さぞや本国では盛り上がっている思いきや、である。
連日のように、開催反対のデモが行われている。



過去のワールドカップでは、ブラジル戦の日は休みになるなど、
国民的行事が、自国で開催されるにもかかわらずである。



デモの動機は、「開催資金を生活向上に回せ。」
というものだ。



ブラジルは、ルラ前大統領の下、
貧困層に手厚い政策を施して国民の所得を増やし、
いわゆる「中間層」を拡大してきた。



とはいえ、まだまだ貧困問題は解決していない。
国としての経済成長に、広くその恩恵が
もたらされているとは、まだまだ言い難い。



逆に、国の成長と自分たちの生活向上が、
正比例していないことへのいら立ちが、
このようなデモに繋がっている。



加えて、ブラジルは汚職の多い国としても知られている。
本来政策の実行資本となるべき資金が、
賄賂にとられているということも、不満を拡大させている。



”こんな状態で、ワールドカップやってる場合か?”
”もっと他にやるべきことがあるだろう。”
というのが、大多数の国民の声なのである。



また、ブラジルは凶悪犯罪も多い。
単位人口当たりの殺人事件の発生率は、
日本の80倍という統計もある。



期間中に、外国人サポーターが被害にあったら、
大会は、成功と言えなくなるだろう。



テロの危険にさらされながら、
最後まで防いだ、ソチ五輪の様に、
警備がうまくいくことを願うばかりである。



ちなみに、デモの矛先は、ブラジルの誇りともいえる、
ブラジル代表を乗せたバスにも、向けられた。



代表選手に訴えてもしょうがないのだが、
「選ばれし者」を意味する「セレソン」と呼ばれる、
代表選手にまで矛先が向かう、ということは、
選手たちには、”優勝”のプレッシャーが余計にかかる。



ブラジルにとって、ワールドカップでの最低条件は、
国民が、優勝以外許さない。開催国での優勝は絶対だ。



しかし、2002の日韓大会以来、優勝がない。
それどころか、ベスト4にも入っていない。



その前は、1994年のアメリカ大会だ。
さらにその前は、意外に思われるかもしれないが、
1970年メキシコ大会にまでさかのぼる。



前回の1950年は準優勝である。
今回優勝を逃せば、国民がどうなるか。
選手たちに相当のプレッシャーがかかることは、
想像に難くない。



そのプレッシャーが、吉と出るかどうか。
開幕戦となる対クロアチア戦まで、後6日となった。



皆さんは、今回のワールドカップ、
どのように楽しまれますか。



サムライジャパンも楽しみですが、
やはり欧州南米の競合国の試合を見れば、
その価値がどれほどのものかお分かり頂けるかと思います。



ちなみに、筆者の優勝予想は
…スペインとイタリアで迷ってます。

スペインのB組、イタリアのD組は強豪の混戦。
ここを勝ち上がったチームは波に乗るでしょう。



その意味でオランダ、ウルグアイも捨てがたいです。
ええい、ここはイタリアと予想します!!




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