Column94.浦和サポの愚行、ここで断ち切れ。 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

きょうは、STAP細胞、マレーシア航空と、
どれを取り上げるか迷いましたが、
一定の結論が出たこの話題を取り上げます。



サポーターが人種差別的な横断幕を掲げ、
それをすぐに撤去せず結果的に差別行動を助長したとして、、
Jリーグの浦和レッドダイヤモンズに対し、
公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の
村井満理事長(チェアマン)は、
浦和主催で開催される3/23の対清水エスパス戦を、
無観客試合とする処分を決定した。



処分内容の軽重は別にして、浦和レッズは、
球団として経営に重くのしかかることになった。



今回の行動は、ごく一部の浦和サポーターによるもので、
1993年のJリーグ開幕当初から、
スタジアム内外での行動が問題視されてきた。



このことから、浦和サポーターは、
あまりよくないイメージで見られがちだが、
実際は、洗練され自制が効いたファンが多い。



浦和のサポーター層は、他のチームに比べて、
幅広い年齢層や性別に偏りがない=誰もがスタジアムに足を運ぶという、
Jリーグの中でも、もっとも地元密着が成功したと言われている。



一方で、自分たちの言動は絶対に正しい、
それに反する言動をとるものは徹底的に敵視する、
というごく一部の、正当なレッズファンの言葉を借りれば、
「ならず者」やそれに賛同する層も存在している。



その一部の者が、外国人選手に人種差別的発言をしたり、
試合後に審判や相手チームのバスを取り囲むなどの、
常軌を逸脱する行為を、筆者も何度か目にしてきた。



仕事の関係で、浦和の広報の方とも話をしたが、
「そういう人がいるから、家族連れが来にくくなるんですよね。」
と本音を明かしてくれた。



筆者の周囲にも、身内を含めJリーグ発足当初からの浦和ファンが多く、
彼らは総じて冷静だし、サッカーを良く知っている。
話していて、すごい勉強になる。



恐らく「ならず者」を除けは、世界有数の洗練されたファンであろう。
当然その「ならず者」に対しては、非常に厳しい見方をしている。



一方で、その「ならず者」にも遭ったことがあり、
筆者に対して「非常に残念」な行動をとった。
筆者が応援しているチームとの対戦の時であった。



その時筆者が感じたのが、
「レッズに関しては、自分の意に沿わない言動は排除する。」
という確固たる信念を持っていることだった。



他のレッズファンが「だから誤解されるんだ。」と憤り、
物理的被害を受けた筆者がとりなすほどだった。



今回の差別的横断幕を掲げたサポーターも、
浦和側からの事情聴取に対し、
「スタンドは自分たちのもの。外国人が入ると応援に統制がとれなくなる。」
と答えたという。



まさに、”自分の意に沿わない言動は排除する”という”信念”に基づいている。



仮に、今回の横断幕が差別的なものではないと仮定しても、
観客が自由に出入りできるスタンドを、一部の者が占有するのは、
もはやそれだけ列記とした違反行為である。



その時点で何らかの手を打たなかったことが既得権と化してしまい、
自分たちの行動を正当化する土壌になってしまったのではないか。




スタンドでの浦和ファンの応援コールは、
スタジアムの形状をうまく利用し、
スタジアムのどこで聞いても、音の反射が乱れず、
聞いていて心地の良いものがある。
欧州や南米のチームにも引けを取らない。



浦和球団は、その鳴り物応援を当面禁止するという。
非常に残念ではあるが、大多数の正当なファンが、
プレー1つ1つに対し、どのような行動をとるか、
もしかしたら、他球団ファンのお手本になるかもしれない、
せめてそう期待して、次節以降の試合を見てみたい。




今週もお読みいただき、ありがとうございました。
今年はW杯の年、未来の日本代表がスタジアムでプレーします。
Jからその選手を見ていると、W杯も気合が入り面白いですよ。