今週は、大阪市の橋下市長の、ここ最近の発言を取り上げます。
大阪市の橋下市長の「従軍慰安婦の存在は必要だった」発言が、
波紋を呼んでいる。
発言の核心でない部分は一部撤回したが、
その革新でない部分がクローズアップされ、
国内では賛否の否の方が多く、国際的には、総じて不評だ。
橋下氏の発言を何度も聞いていると、
「慰安婦のような存在は、当時、日本だけではなかった。
しかも、強制連行の事実の証拠は見つかっていない。
なのに、なぜ、日本ばかりやり玉にあがるのか。」
これが、発言の核心である。
これだけを見れば、非難されるべき内容はない。
しかし、その一連の中で、
「慰安婦のような存在は、当時、必要だった。」
「沖縄の米軍兵士も、風俗をもっと活用すればよい。」
という、発言の核心を消し去ってしまう、
多くの人には相いれない発言もしてしまい、
そちらの方がクローズアップされて、非難されている。
橋下氏は、発言の核心が本当に言いたいことのため、
発言の撤回や言い直しはせず、むしろ補強していた。
それが、行き過ぎととらえられ、一部撤回に追い込まれた。
しかし、その補強が、核心ではなく、
相いれない部分での補強であるがために、
余計に非難を浴びてしまって、撤回があっても収まっていない。
問題のない、核心部分はまるで無視されている。
橋下氏は、かねてより、的と見立てた相手を、
一般的な正論を織り交ぜ、徹底的に攻撃し、
反論させず、屈服するやり方をとってきた。
その攻撃ぶりに、内心眉をひそめていた人も多かっただろう。
今回も、その手法で言ったのだろうが、
核心部分でないところが、多くの人に相いれなかった内容だったため、
今まで眉をひそめていた人たちが、一気に橋下批判を展開している。
今回のことで、恐らく、橋下氏が、
市長・日本維新の会共同代表職を降りることはないだろうが、
今までの攻撃一辺倒から今度は多方面からされる側となり、
バッシングも相当出てくることも考えられる。
少なくとも、影響力の低下は、まぬかれないだろう。
さらに、太陽の党との合流を境に、
まるで自分がオピニオンリーダーのごとく主張していた
反原発を翻すなどの豹変振りに対する批判も、表立ってくるだろう。
みんなの党の渡辺代表は、再来月の参院選での選挙協力について、
解消する方向であることを明言した。
安倍政権の閣僚からも、発言には賛同しない旨の発言が出ている。
当の維新の会からも、公然と問題視する発言が相次いでいる。
党内ので求心力低下は避けられまい。
民主党に変わる二大政党の一角を期待されるまでだった
日本維新の会自身も、今後、どうなるか予断を許さない。
窮地に追い込まれたときに、橋下氏が、
今度はどのように豹変するか、それとも豹変しないのか、
政治家としての矜持が試される時は近い。
今週もお読みいただき、ありがとうございました。
皆さんは、橋下市長の発言や本人自身について、
どうお感じになっていますか。