Column30.総選挙、驚愕の数字 | 打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

打倒池上彰(さん)!? 元局アナ・元日雇派遣労働者がニュースの深層を斬る!!【毎週土曜更新】

テレビ局ディレクター、アナウンサー、国家資格予備校講師、W杯ボランティア、本書き、日雇派遣、不動産飛込営業、コールセンターマネージャ、ITベンチャー人事総務課長という多彩な経験から多角的な独自視点で、今起きているニュースの深層を、徹底的に好き勝手に斬ります。

きょうは、少し違うタッチでかきます。




総選挙の結果を見て、愕然とした。


圧勝した自民党の得票が、惨敗した前回とほぼ同じことではない。



小選挙区の特性や事前の世論調査から、わかっていた。




59.32




今回の投票率である。(小選挙区)


周りを見て、5人に2人は行かなかったことになる。



急用や療養など、物理的に仕方ない人もいるだろう。



でも、そんな人が本当に4割もいたのか。


「どうせ変わらない。だから行かない。」


行けるのに行かなかったことに批判の声もある。


確かに、行きもしないのに、政治を批評するのは、天に唾するのも同然だ。


民主主義での最高権力行使者は、有権者だからだ。


唯一の、数少ない権力行使の機会を放棄しといて、政治家のことは言えた義理か、ということだろう。


でも、行けるのに行かなかった人達に、なぜ行かなかったか、それなりの言い分はあるはずだ。


深く考えていない、決められなかった、どうせ変わらない、色々あるだろう。


決められなかった、ならば、白票も入れられたはずだ。



深く考えてない、自分に跳ね返って気付く機会があることを祈る。



どうせ変わらない、という諦め、これが一番怖い。社会や国家への不信だからだ。



国民が自国を諦める。自分でなんとかするか、諦める以外ない。



それは、国がバラバラになることを意味する。



失われた10年が20年にもなった。国の崩壊危機も叫ばれている。



国民がバラバラになる、まさに国の崩壊である。



国民が国を崩壊させている。既得権益はその上に乗っかっているだけだ。



どれだけ歯止めを訴えても、もう流れは止まらないのか。



それだけは、絶対にあってほしくない。



だから、次の選挙も必ず行く。



行かなかった人は、だまされたと思って、次こそ行ってほしい。



だまされたところで、結果は同じなのだから。



行ったら批判を堂々とできる分だけ、得るものが多くなる。



その積み重ねが、いつか必ず結実する。




本日もお読みいただき、ありがとうございました。

次の機会は来年夏の参院選。


今度は、引いて投票行動を見てみたいと思います。