きょうは、昨日の民主党代表選挙で再選された、
野田首相に求めたいことを書きます。
今回の代表選挙の最中、野田首相は、
2030年代の原発0を目指す方針について、
民放テレビのニュース番組に出演した中で、
「明日の閣議で決定します。」と断言した。
しかし、翌日の閣議で、その決定はなされなかった。
昨年の代表選挙において、当選後の挨拶の中で、
「もうノーサイドにしましょう。」と、挙党態勢を訴えた。
しかし、マニフェスト遵守を求める党内の声を押し切って、
消費増税法案を通し、党を分裂させた。
極め付きは、下記URLの街頭演説である。
http://www.youtube.com/watch?v=sHoq4nUDyUs
既にご覧になった方も大勢いらっしゃるだろうが、
マニフェストについて、
「書いてあることは命懸けで実行する。
書いてないことはやらない。」と断言している。
しかし、マニフェストを変更しないまま、選挙もせず、
消費増税という「書いてないことを命懸けで実行」してしまった。
消費増税法案を、ぶれずに通した、という評価の声もある。
しかし、通すなら、書いてないことを実行する前に、
国民へ説明すべきではなかったのではないか。
法案衆院通過後に、理解を求めていたが、順番が違う。
「首相の言動のおかしさ」が取りざたされたのは、
今に始まったことではない。
自民党の首相にも、一定の批判はあった。
しかし、野田首相に関しては、
単なる読み違いやその場の思いつきではなく、
発言そのものは、整理された言葉で、断言している。
それだけに、180度違うことされれば、
余計に国民の政治不信を増幅させる。
野田首相には、国民に余計な期待を
持たせる発言はしないでほしい、
正直に開き直ってくれた方がまだいい。
昨日の代表選挙でも、挙党一致を訴えたが、
離党予備軍はまだまだいる。
ならば、「出たい奴は今のうち出てけ。」
というくらいの気迫を持ってほしい。
当面の試金石は「近いうち解散の約束」である。
この約束は、3週前の本欄でしてきた様に、
(http://ameblo.jp/depthsofnews/entry-11343157710.html
)
既に自民党が自己否定の問責決議をしたことで、
反故にできるフリーハンドは得ている。
また、野田首相自身も、昨日、
「衆議院の定数削減は実現させる。」と言っている。
であれば、態度を曖昧にしたまま引きずらず、
「違憲状態と最高裁判所が判断したのに、
定数削減をせずに解散などできるか!!」
と、堂々と開き直ってほしい。
開き直るには、相当の覚悟がいる。
その覚悟を持てば、困難な中でも活路を見い出せるだろう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
皆さんは、野田首相に何を求めたいですか。