第117回歯科医師国家試験合格体験記その34【大阪歯科大学(現役合格)】 | 歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

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第117回歯科医師国家試験合格体験記その34

 

ハンドルネーム:しおむすびちゃん
出身大学:大阪歯科大学歯学部
受験した国試:117回(現役合格)

 

117回国試の成績

 

dentalkokushiから

しおむすびちゃんさんはスパルタゼミの受講生ではないのですが、カウンセリングを受けて頂き、dentalkokushiの大予言と衛生問題集を購入して勉強を進められ、見事に現役で合格されました。

 

低学年の頃、4年生、5年生、6年生と項目立てがされていますが、この部分は特に現役生に参考になると思います。

国試本番のことや117回の問題の感想も書かれていますので、浪人生にも参考になると思います!

 

合格体験記内に「グループ学習」に関する記述があります。

しおむすびちゃんさんはグループ学習が苦手だったと述べられていますが、dentalkokushiも苦手です(笑)

dentalkokushiはグループ学習というものが好きではありません。何の意味があるのかよくわからないからです。

勉強というものは原則1人でやるものです。本番で問題を解くのは自分自身ですからね。

 

しおむすびちゃんさんは、これからの受験生のためにとても詳しく熱意のある合格体験記を書いてくださいました。

それではしおむすびちゃんさんの合格体験記をお読みください!



◎はじめに
はじめまして!この度、117回歯科医師国家試験に現役で合格することができたしおむすびちゃんです。
歯学部に入学してからずっと幻のものだと思っていた歯科医師国家試験の合格証書を手に入れることができました。

夢だった合格体験記を書かせていただけるということで気合いを入れてつらつらと書いています。

私はスパルタゼミの受講生ではありませんが、4年生のCBTの勉強の際にYouTubeでdentalkokushi先生の動画と出会いました。

6年生の12月に無料カウンセリングを受け、
・115,116,117回向けdentalkokushiの大予言
・117回向け衛生問題集
を購入させていただきました。

私は常に金欠大学生だったので、国家試験1ヶ月前まで、試験期間を除き、ずっと週5でアルバイトをしていました。

ですので、とにかく時間がなく、正しい方向性で効率的に勉強することが必要だったので、dentalkokushi先生は私にはぴったりの先生でした。

学内試験の成績でいうと、私は決して良いとは言えませんでした。常に平均点を行ったり来たりで、学年順位はほとんど半分以下でした。ギリギリで全ての試験に合格していってるような感じでした。

それでも本気を出してなんとか卒業試験、国家試験に現役合格することは可能です。

やはり最後の最後まで諦めないことが重要だと思います。

◎低学年の頃
低学年の頃は、ちょくちょく科目試験の再試験に引っかかっていました。再試験の再試験でようやく合格して進級できたこともあります。
その頃は勉強の方法がわからなかったこともありますが、毎回試験直前になって焦って勉強し始めて間に合わせるという感じでした。
3年生のとき、新型コロナの感染拡大に伴い、オンライン授業、自宅学習が中心になりました。

勉強に対する姿勢、環境、方法をじっくり見直せたので、私にとっては自分と向き合う良い時期でした。この頃に自分の部屋の机で黙々と勉強するスタイルを身に付けました。なるべくストレス無く勉強に集中できるような環境を作りました。

◎4年生
CBTの成績が研修医マッチングの際などに重要になってくるという話を聞いたので、このままではいけないと思い真剣に勉強に取り組むようになりました。

 

成績を上げるためにはまず賢い人の真似をしてみようと思い、東大生の勉強方法や物事の考え方、歯科医師国家試験に合格された方の勉強法や使った教材を調べました。そのときYouTubeで"歯科医師国家試験 合格するには“みたいな感じで検索したところdentalkokushi先生を見つけました。
CBTにも対応していると書いてあった「GoTo国試CBT基本10問の確認」という動画を拝見し、めちゃくちゃ試験に出そうなところを的確に、簡潔に説明されていてこれを見れば試験に出ても答えられそうだと感じました。6年生になって国家試験の対策をするときはこの先生の動画を頼りにしようと思いました。
 

勉強法としては、CBT PASSのガイド編に自分がわかりやすいように内容を噛み砕いていろいろ書き込み、ひたすら読み込みました。反省点は、インプットに時間をかけすぎて、問題編を十分に回せなかったところです。インプットとアウトプットの比率が下手くそでした。結局、CBT本試験の正答率は83%でした。


◎5年生
国家試験の勉強はこの時期から始めたほうがいいと言われていたので、漠然と国家試験について意識するようになりました。
5年生は「歯学部6年間のうち一番遊べて楽しい時期」と言われていたこともあり、遊べるときはよく遊んで勉強するときには集中する、というメリハリをつけるよう意識していました。

大学としても、指導教員の先生方も、めちゃくちゃグループ学習をするよう推してきましたが、私は他人と勉強するのが苦手でした。自分が集中しているときに話しかけられて集中力が切れるのも、時間が制約されるのも嫌で、自分がやりたいときに一気に集中して勉強を進めたいようなタイプでした。

臨床実習の診療と診療の合間などに空き時間が発生することがしばしばあり、夏頃からその時間には図書室で勉強するようにしました。図書室だと私語厳禁なので絶対他人と喋れないからです。物理的に勉強できるような状態にして、実践とNew Textを中心にやりました。
初めの頃は国試の過去問をみても、知識がなく全然解けなくてモチベが下がるだけなので、教科書、レジュメを参考に自分なりに理解できるようにA4の白紙にまとめました。ある程度インプットできてから、実践で過去問を解きました。この時から、選択肢も吟味するクセをつけるようにしました。

いろいろ工夫して国家試験向けの対策は進んでいたものの、学内試験には上手く対応できていなかったようで、5年生の間は思うように成績と学内順位が良くならず5年生から6年生に上がる進級試験はなんと合格点+0.1%でギリギリ合格できました。

大学の先生に「このままではあかんで〜卒業も国試も危ないで〜」と言われ、危機感を持ちました。今のままの自分では6年生の試験を突破できない、どうにかしないといけないと思いました。

◎6年生
国家試験受験生になっても自分の部屋で一人で勉強スタイルを徹底しました。大学内には自習室があり、一人ひとりに机を用意してくれていましたが、私は自習室の空気感がどうしても苦手でほとんど利用しませんでした。

私立大学の6年生は卒業試験が大変です。国試よりもマニアックで独特な問題が出て、国試と乖離している内容のものも多いです。
私も本当に苦労して、なんなら国家試験よりも対策が大変だったのですごく研究しました。あくまでも私のやり方ですので皆さんに合うかどうかはわかりませんが、共有したいと思います。何か少しでも参考になれば幸いです。

◎授業の受け方
まず、自分は成績優秀な人間ではないので1点でも落とすと命取りになりかねないという危機感を常に持っていました。

 

どこに試験問題のヒントがあるのかわからないので、先生が授業中に言うことは些細なことでも聞き逃さないように心がけていました。
レジュメに関しては、基本PDFで配布されていたので、iPadのアプリ"Goodnotes"に全て落とし込んで科目ごとにフォルダ分けしていました。
衛生の授業のときはiPadを2画面にして、左画面にmediLinkのアプリで"公衆衛生がみえる"の該当箇所を開き、右画面にGoodnotesを開いてまとめるようにしていました。
科目によっては紙のレジュメが用意されていたので、それに関しては紙に書き込むようにしました。そのほうが試験前の復習の際、速いスピードで何周も見れるのでよく頭に入りました。

◎過去問の解き方
試験本番は紙なので、iPadではなく紙媒体の感覚にも慣れるように1回目はまず紙で解きました。初めは問題を解くのに時間がかかりましたが、頭が慣れたら短時間でできるようになってくるだろうと思ったのであまり気にしませんでした。
間違えた問題でアプリ“Anki”のカードを作成しました。
問題の欄には間違えた問題文をなげなわ選択でスクショor写真を撮って貼り付けました。
答えの欄には、キーワードをGoodnotesの中の検索機能を使って検索して、レジュメでヒットするところがあればなげなわ選択してスクショし、解説として貼り付けました。わかりやすいレジュメがない場合は解説文を自分で入れるようにしました。
Ankiはアカウントを作ればパソコンでもiPadでもスマホでも見れるので、電車で見るようにしました。

国試1週間前にはdentalkokushi先生の動画の内容を中心に、それまで勉強したことを総復習して、試験本番で正しくアウトプットができるよう仕上げるようにしました。

◎国家試験対策
全ての卒業試験に合格し、国家試験の受験資格を得られて、本格的に国試だけのことを考えて勉強するぞ!となったとき、大学の卒業試験に慣れる体になってしまっていたので、方向性が不安になり、dentalkokushi先生の無料カウンセリングを受けました。
ドーナツの真ん中を意識して勉強すれば方向性を誤らないということ、また「合格体験記を書くんだ!って思うと受かる傾向があるみたいです。」と言っていただいたのでその気持ちで勉強に励みました。

それから115,116回向けのdentalkokushiの大予言を購入し勉強を進めました。

115,116回の国試問題と照り合わせてみるとたくさん的中していたのですごいと思いました。

国家試験の過去問は、学校から購入するよう言われた実践で基本解いていました。実践は紙媒体とアプリどちらも使っていました。
直近の116回だけは、麻布とDesの問題集をダブルで使い、それぞれの解説で足りないところを補っていました。

年が明けてから、dentalkokushi先生のYouTubeに上がっている動画を全て見返し、自分の知識に不安があるところを試験直前に復習できるように紙に書き出すことにしました。するとドーナツの真ん中のことでも意外と忘れていることが山ほどありました。
さらに、これまでに受けた模試の復習も始めましたが、「こんなの解いたことあったっけ?」という問題にたくさん遭遇し、かなり焦りました。そこからギアを上げて勉強に励みました。

試験本番の1週間前から、「たくさん勉強したから大丈夫」というポジティブな気持ちと、「落ちたらどうしよう」というネガティブな気持ちが交互に襲ってくるようになりました。ですが、「絶対に落ちたくない、家族や先生方はじめ応援してくれている人がたくさんいる中でこんなに勉強だけに集中できる環境は人生でこれで最後かもしれない」と思い、諦めずに頑張りました。

◎国家試験本番
私が受験した大阪会場は大阪のかなり南の方で、家から遠い場所でしたのでホテルに宿泊しました。

朝は集合時間の1時間前に教室に到着して場の雰囲気に慣れるようにしました。私は現役生で大学単位で出願したため、周りを見れば顔馴染みの同級生がいるような状況でしたので試験中緊張はあまりしませんでした。しかし、人生がかかった試験であることは変わりありません。変な神経を使っていて、試験当日の朝ごはんが喉を通らず、水で流し込んでいたこともあり、人生で初めて試験中にトイレに行く、という私の中ではプチ事件がありました。

問題を解くときは消去法、グルーピングを徹底しました。しかしA問題からD問題にかけてどんどん体感的に難しくなっていき、「手ごたえはあてにならない」をずっと言い聞かせていましたが、それにしてもできなさすぎじゃないかと思いました。

dentalkokushiの大予言や衛生問題集の内容も的中していて、その問題については自信を持って解答することができました。

dentalkokushi先生が散々おっしゃっていたので想定内ではありましたが、時間はやはりカツカツでした。マークミスがないか確認して、解いて引っかかっていた問題を少し考え直す程度で試験時間は終了しました。全体を見直す時間は到底ありませんでした。

手ごたえが全くなかったことに加え2日間全力で戦い、疲労困憊だったことも相まって気分がめちゃくちゃ沈み、帰宅途中の電車はずっと泣きそうになっていました。開放感は全くありませんでした。

試験が終わった次の日は何もする気が起きず、その次の日になってようやく、現実を見よう、と覚悟を決め、問題を見返しました。

すると、自分が思っていたよりもできていて、採点サービスの結果を見る限り今までで一番良い点数と順位でした。

模試では散々な結果だった計算問題は全問正解、順序問題も全問正解、しかも手ごたえのなかった2日目のほうが点数も取れていて、なんとトイレに行ったC問題が一番できていて、「手ごたえはあてにならない」は本当なんだと思いました。


◎使ってよかったアプリ
・Goodnotes
・Anki
↑どちらもお金がかかります。アプリにお金かけるなんて…と思ってましたがこれで国試に合格できるなら安いもんだと思い課金しました。結論、どちらも役に立ち、もっと早く取り入れれば良かったと思うくらい役に立ったので買ってよかったです。

・mediLink  『公衆衛生がみえる』
↑紙媒体の教材もありますが、分厚くて重いので、私は持ち運びとやる気のことを考え電子書籍にしました。スクショを活用できたので大変便利でした。ここは好みだと思います。

・実践問題集を購入したら使用できるアプリ


◎アドバイス
・国家試験の問題文は、たまに回りくどい言い回しをしてきます。例えば今回の問題で言えば、

117C11 


パッと見こんな文章だったらびっくりしますが、図を書いたらすぐわかります。正答率は70%くらいのようです。ちなみに答えはdです。

117D55

この問題もはじめ見た時はかなり焦りましたが、全ての数値を覚えていなくても落ち着いて選択肢を一つずつ計算すれば正解できると思います。答えはacです。正答率は60%くらいのようです。まさに合否を分ける正答率60%の問題です。
この問題を解く際に大変助かったのはdentalkokushi先生のYouTubeのフッ化物の計算問題の解き方の動画です。

・dentalkokushi先生がよくおっしゃっていますが、歯科医師国家試験は大人の試験です。文章読解力とか思考力は数時間、数日、数週間ですぐ身につくものではないと思います。頭のクセを付けるのは早ければ早い方がいいと私は思います。

・2つ選べなのに1つしか選んでいない、などのミスは本当勿体ないです。それが運命をわけるかもしれないです。特に私のようにギリギリで突破していくような人は一問くらいミスもあるだろう…とこういうのをおろそかにしないほうがいいです。1点でももぎ取ろうとしてください。
私の場合、問題番号の下に2つ選べなら"2"、3つ選べなら"3"、すべて選べなら"すべて"とでかでかと書いて自分でわかるように工夫をしました。

・学年順位は気にしなくていいです。もちろん、上位層の人たちがずっと上位をキープされてるのは素晴らしいことだと思うのでそれは保ってほしいですし、留年するかしないかの瀬戸際は危険です。

冒頭でも言いましたが、私は歯学部人生で、ほとんど学年順位は半分以下しか取ったことがありません。指導教員になんやかんや言われたこともあります。

それがずっと悩みで、dentalkokushi先生に無料カウンセリングで相談しました。そこで言われたのは「学年順位は気にしなくていい」の一言でした。
確かに学内試験も模試も、国家試験本番とはまるで質が違います。国家試験に受かりたいのであれば国家試験で2000人以内に入れば良いのです。他の試験の順位は気にしなくていいです。
実は一番最後のWEB模試で下から数えたほうがはやいような順位を取りました。それでも自分は受かりそうだという謎の自信があったのは、正しい方向性で勉強できているだろうという裏付けがあったからです。

・正直信用できない人の話は聞く耳を持たない方がいいです、本当に。
根拠もないのに自分が一番正しいかのように偉そうに喋ってくる大人もいると思います。
1人で勉強する人は落ちる、グループ学習をしろ、大学の自習室で勉強する人が受かる、1回目の卒業試験で必修落ちした人が国試に落ちる…いろんなことを言われてきましたが全員がそんなわけないので聞く耳を持たないほうがいいです。

dentalkokushi先生が先入観を捨てるべきとおっしゃっていますが本当にその通りです。6年生アルバイトしながらでも、グループ学習をせず家で大人しく一人で勉強していても、受かるものは受かります。

・朝が苦手で夜型で勉強している方はそのままでもいいと個人的には思います。時間帯はいつだとしても、自分が集中してできる時間に頭に知識を落とし入れたほうがいいと思います。
私自身今もですがずっと夜型で生きてきて、無理矢理朝型にしようと試み、午前中ずっと眠いままうとうとして結局何もできないまま終わったことがありました。そうなれば本末転倒です。

でも、さすがに試験前1週間は朝ちゃんと起きて頭と体を慣れさせたほうがいいかもしれないです。気持ち的にも焦ってくるので起きられるようになります。笑

dentalkokushi先生の動画を受動的に聞いているだけでは点数は伸びません。自分で問題が解けるようにならないと意味がないので、過去問を確実に正解できるように、なぜその解答になったのか思考過程を言えるように、自分でモノにしていくのが大事です。

・この一年間勉強するときにずっと心掛けていたことは「淡々と」です。
ある時、「淡々と全てこなしていってるね」と母親に言われた言葉が一番印象的です。自分もそうできるように動いていたので嬉しかったですし、その言葉に救われました。
一年の間にいろんな出来事があると思いますが、惑わされず、目の前の勉強に集中している間は淡々とこなしていくのが重要です。

・周りの人がどれくらいできているのか気になったり、いろんなことを言ってくる人がいたりすると思いますが、マイペースに地味なところをコツコツと積み上げた人が最後に勝ちます。

・一言で努力、努力と言いますが、正しい方向性で努力しないと意味がないです。その方向に導いてくださるのがdentalkokushi先生です。

勉強に悩んでいる歯学部生はぜひ一度先生に相談してみてください!


長々と書きましたが最後まで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
何か一つでも参考になれば嬉しいです。皆様の合格をお祈りしております。

最後に、この場を借りて感謝を申し上げます。

dentalkokushi先生、お世話になりありがとうございました。

 

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