ハンドルネーム:Y
出身大学:東日本の国立大学
受験した歯科医師国家試験:114回(現役合格)
dentalkokushiから
Yさんはスパルタゼミの受講生ではありませんが、スパルタ動画セミナーを利用されて大変良い成績で合格されたとのことで、合格体験記を寄稿して頂きました。
特に必修は71点という大変素晴らしい点数をとられました(得点率を計算すると97%です)。
やはり基本に立ち返り、基本に忠実に勉強を進めることが重要だということでしょう。
Yさんの合格体験記に記されていますが、「条件反射的に答えを探すのではなく、なぜそうなるのか?そもそもこれはどういうことなのか?と常にシンプルにする癖をつけ、根本的なところから答えを導くようにするというのが鍵になると思います。」という一文は大変示唆に富む内容だと思います。
強引に図表を覚えて強行突破しようとしたり、ドラゴンクエストの呪文のように語呂合わせをいくら覚えても合格できませんからね。
Yさんの合格体験記を勉強方法の参考にして頂ければと思います!
1 はじめに
私は訳あって国試勉強は夏からのスタートとなりました。
遅いスタートではありましたが、その分コストパフォーマンスのよい勉強ができたのではないかと思いますので、これから国試を受験される方の参考になればと思います。
2 過去問の使い方>
①問題を解く
正答肢だけでなくそれ以外の選択肢についてもどうして消去できたのか、自分の中で理由を明瞭にしておく
②不正解だった場合
解説を読む→知らない/怪しい単語を調べる→解説文の説明に不明点・矛盾点がないかどうかを吟味する。
ただし、すべて1人で調べると必要がないところまで掘り下げてしまったり、大きく時間をロスするので、ある程度調べても分からなかったら成績上位の友達や教員に積極的に質問するようにし、常に情報を取捨選択するよう心がける。
(みんながわからないことは本番もそれほど必要でないことが多い気がします)
臨床問題で不正確だった場合には、どうしてその思考に辿り着いたのか(なぜ消去法で消せたのか)思考回路をチャート形式で書き表す。その上で解説をよみ先ほど書いたチャートを赤ペンで修正することで、どこで考え方を誤ったのか可視化する
③ある程度知識が固まってきた2,3周目は問題に出てきたフレーズや病名から関連する特徴や事柄をすぐに連想できるようにし、思い出せないときにはすぐに調べることで知識を定着させていく。
ポイントは必ず関連性を探して勉強することですが、自分では気づかないことも多いのでdentalkokushi先生の動画でヒントをもらうといいと思います。
3 模試の使い方
模試の復習は結構しっかりやりました。
実践と同じ要領で復習しましたが、納得のできない解説や解答も見受けられたので、基本的には国試の過去問をベースに勉強されることをおすすめします。
とはいえ、中には非常にいい問題もあるので直前に解き直しておくのは非常に有効だと思います。
私は資格試験は合格することが最終ゴールであり、よい成績を取る必要は全くないと思っている人間です。
しかし、いよいよ国試が近づくと多少なりとも自信がなくなったり不安になったりするので模試で、上位層に入っておくことは精神衛生上いい保険になると思います。
4 114回を終えて
試験を終えてから、今年の国試は難化したという言葉をよく耳にしました。
確かに解きやすかったとはいいませんが、自分の解ける問題に集中して訳の分からない問題はあまり気にしないようにすれば、そんなに問題の難易度に翻弄されることはないのではないでしょうか。そのためには自分が何を理解していて、何がわからないのかを日頃から明確にしていくことが不可欠だと思います。
そして、問題を解く上での考え方ですが、力みすぎず俯瞰的に捉える事の必要性を感じました。
dentalkokushi先生もよくおっしゃっていましたが、正面からぶつかっていく暗記重視の勉強法では今後太刀打ちできないと思います。
条件反射的に答えを探すのではなく、なぜそうなるのか?そもそもこれはどういうことなのか?と常にシンプルにする癖をつけ、根本的なところから答えを導くようにするというのが鍵になると思います。その練習をする上でもdentalkokushi先生の動画はとてもオススメです。
長くなってしまいましたが、最後に一つ。
今年はコロナ禍で授業や臨床実習が軒並み無くなり、友達とも会えず、学校での勉強もあまり叶いませんでした。そんな中でdentalkokushi先生の動画とブログは本当に心の支えになりました。
コロナ事情がいつまで続くかわかりませんが、勉強面・精神面ともにきっと皆様の役に立つと思います。
やり方と方向性を見失わずに、淡々と頑張ってください!応援してます!