112回歯科医師国家試験合格体験記その4(奥羽大学)【前編】 | 歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

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今回の合格体験記は長編になりますので前編後編に分けて掲載します。

 

ハンドルネーム:デーデルさん

出身大学:奥羽大学

受験した国試:109、110、111、112回

(109~112回の成績ハガキの画像を掲載しています)

 

【dentalkokushiから】

今回の合格体験記は奥羽大学出身のデーデルさんです。

大学卒業まで11年かかり、国試を4回受験されましたが、成績は毎年順調に上がり、112回国試では大変すばらしい成績で合格されました。

浪人生活が長い場合、成績が下降気味になる方が多いですが、デーデルさんは成績が下降することなく、勉強時間と比例して成績が上昇していきました。

特に浪人生活が長い方に参考になる合格体験記だと思います。

あとパチンコが好きな方にもたぶん役に立ちます(笑)

 

もともとデーデルさんのお母様にこのブログを発見して頂いたのですが、その後ご実家に招待させて頂いたり、いろいろ御馳走して頂くなど公私にわたり、お世話になりました。

デーデルさんのお母様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

 

 

1 はじめに~私のHellman ⅢC期~

皆さんはじめまして。

112回国試で合格したデーデルです。

私は大学入学から卒業まで11年かかりました。

HellmanでいうⅢC期にあたります。タイトルはこれが由来です(笑)

 

というわけで、私はこの合格体験記を読んでくださっている皆さんよりも能力が低い本当の意味での底辺学生だったので、優秀な方には全く参考にならない体験記だと思います。

 

実は他の合格体験記を読むたびに、書くのをためらうくらいでした。

 

でも多浪の方や、これからの10ヶ月をどのように過ごしてどうやって国試をのりきるか、いろいろな意味で迷っている方にこそ読んでもらいたいと思います。

 

ちなみにこのブログでは、なかなかファンキーな書き込みも多いのですが、実物は研究者肌で、緻密な解析をなさる方です。あと、実は非常に謙虚な方ですので、誤解のないように言っておきます。

たぶんブログでは少し人格が違います・・・(笑)

 

 

2 スパルタゼミの受講のきっかけ

上記のとおりダメな学生だった私は初受験の109回国試は当然のごとく不合格でした。

実はもともと以前から私の母がdenalkokushi先生のこのブログを読んでおり、109回国試の合格発表の翌日に母がdentalkokushi先生にメールをお送りしたのです。

 

その理由は、仮に予備校に行ったとしても、おそらくパチンコ屋への出席率の方が高いであろうと母に見抜かれたからでした。

 

実は当初、スパルタゼミの受講は全く乗り気ではなかったのですが(笑)、母に強引に説き伏せられ受講することになりました。

それから112回国試当日までの約3年間、dentalkokushi先生にお世話になりました。

 

うちの母が最初にdentalkokushi先生に送ったメールが残っておりましたので、参考までにお読みください。

 

「今年の国試はやはり不合格でした。私は本人ではなく母親ですが、いつも先生のブログを拝見していました。

息子は1浪して奥羽大学に入学、勉強が嫌いで、1,2,3,4年を2回ずつ履修し、5年そのまま進級、6年は2回めでなんとか卒業しました。

 

息子の親しい友人で合格したのは一人だけで、ストレートで卒業し今年3回めの挑戦の友人でした。皆予備校にかよっていましたが、不合格だったそうです。

 

普通に予備校にいっていても、合格できないということです。息子の友人は皆真面目で予備校をサボるような学生ではないので、うちのバカ息子を予備校にやってもおそらくお金をドブにすてるだけと思い、予備校にはやらないことにしました。

昨年の今頃は、全く歯科領域の言葉の意味すらわかっておりませんでしたが、今は先生の授業にはついていけると思います。

去年1年、本人も覚悟を決めよくがんばりました。

奥羽大学で6年を留年した場合、なかなか2度めで卒業できず3,4回留年し学校をやめる学生もおります。高額な学費を支払い高卒の資格しかないなんて、親にすれば本当に悲しいことです。(中略)

 

試験というものは戦略であること。優秀な指揮官がいれば、合格に到達できると思います。お忙しいと思いますが、お暇ができましたらお返事をいただけますと幸いです。」

 

 

3 歯科医師国家試験合格率とパチンコの連チャン率の相関関係

このような経緯でパチンコを趣味としていた私は実家に戻って宅浪の身となったわけです。スパルタゼミをペースメーカーとした私の宅浪生活は気がつけば、初夏になっていました。

 

はじめは、緊張してきちんとした服装で講義を受けていましたが、慣れてくると下はパジャマのズボンで講義をうけるようになり(すみません)、これは大変楽チンでした。

寒い日も暑い日もスカイプを立ち上げれば、元気な先生の声がとびこんできますので、思ったよりずっと快適でした。

 

私の実家の窓を開けますと、目の前に巨大なパチンコ屋があります。

行きたい衝動に駆られましたが、母の目が光っております。

 

3度の食事より好きだったパチンコ屋にいけない悲しい日々が続くうちに私のパチンコ熱が急速に冷めていきました。

 

いつの間にか、パチンコの連チャン率が歯科医師国家試験の合格率と同じように80%から65%に規制されてしまったからです。

 

「パチンコよ。お前もか。。俺をおいていくのだな…」

 

そう感じる日々の中で、歯科医師国家試験にうかってやろうという気持ちは日に日に強くなっていきました。

 

 

4 スパルタの定義=「極端にストイックな軍事国家」

スパルタゼミは「スパルタ」と名乗っているので、「スパルタ!? 大学の講義すらついていくのに必死で、ついていけないから留年したのに、マンツーマンなんて絶対無理」というのが最初の印象でした。

この体験記を読んでいる皆さんも、マンツーマンの授業に抵抗を感じるかもしれません。

 

でも、先生との講義をこなしていくうちに、バラバラだった知識がより正確に、ちゃんとした知識として再構築されていくのを感じるはずです。わかってるつもりではだめなんです。

 

スパルタゼミは通常2時間で実施することが多いと思うのですが、dentalkokushi先生の口頭試問を受けたり、質問したりdiscussionをしていると2時間はあっという間に過ぎます。ごまかしの効かないストイックな2時間です。

 

わからないことは、丁寧に1から教えてくれますが、時折、dentalkokushi先生から質問がランダムにとんできます。

わからないことはわからないと正直に答え、わかったふりをしないようにしていました。できないことを隠さず、無知をさらけだすことから私の試験勉強は始まったのです。

 

 

・・・To be continued

 

 

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