(成績はがき追加)112回歯科医師国家試験合格体験記その1(大阪歯科大学) | 歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

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成績はがきを追加しました(3月21日)

 

ハンドルネーム:カイエンさん

出身大学:大阪歯科大学

受験した国試:111回、112

 

dentalkokushiから】

カイエンさんは、大人数で講義を受けることを好まず、自分のペースで勉強されることを希望していたため自宅浪人を選択し、見事1浪で合格されました。

カイエンさんはほぼ毎日大阪城の周りをランニングするなど、大変規則正しい生活をしており、主に有料自習室で勉強されていました。アルバイトもきちんとされるなど、時間の使い方が上手でした。

是非カイエンさんのような時間の使い方を見習って頂ければと思います。

 

 

⓪はじめに

最初に簡単な経歴を申しますと、同志社大学(文系学部)卒業→大阪歯科大学に編入学。

大阪歯科大学を正規卒業し、111回国試はB領域で不合格となり、112回国試で合格しました。

 

ちなみに、以前ブログに登場した私立大学既卒生(1浪)と同一人物です。

https://ameblo.jp/dentalkokushi/entry-12438753861.html

受験の感想も書いたのでよかったらご覧になってください。

 

 

 出身大学や周囲の人達との関係

私は自宅浪人(いわゆる宅浪)でdentalkokushi先生のスパルタゼミを受講して合格しました。

しかし、大学からは予備校に行けと言われており、「予備校行かんと絶対受からない」と言われていました。

なぜそのようなことを言うのか理由は未だによくわかりません。

 

周囲の人達は自分の成功体験に当てはめるステレオタイプな人が多く、非常に面倒でした(笑) 

採点サービスで合格ライン超えが判明以降、態度が一変したのですが、本当に変な人たちだなとつくづく思います。(=見る目がないと思う)。

こうでなきゃダメ!というのは国試受験においては決まってません。

その反面、dentalkokushi先生は非常に柔軟に対応してくださいました。それが最大の勝因かもしれません。

 

 

②スパルタゼミを受講したきっかけ&感想など

歯科系のブログを読んでいて、一度カウンセリング受けてみようという、軽い気持ちからでした。

カウンセリング後に受講するか費用面で悩みましたが、色々と気にかけて頂き、とても感激したのを覚えています。そしてこの先生について行こうという気持ちになりました。

 

今の国試は昔の国試と全く別物です。大学の先生方は自分の専門分野だけに非常に長けておられますが、他分野についてはあまり詳しくないのが実情です。

その一方、dentalkokushi 先生は現在の国試を全範囲にわたって熟知しておられる先生です。オーバーラップする領域も的確に指導してくださいます。

 

さらにスパルタゼミでは、間違った解答であっても、プロセスを重視して説明して下さいました。これは本当に嬉しく役に立ちました。自分の考えが肯定されるというのは自信につながると思います。

 

なお、矯正をパターンで教える予備校の先生がいますが、112回国試の矯正の問題を解くと分かると思いますが、もう通用しないでしょう。dentalkokushi先生の初回の講義で、パターン学習の脱却を!という講義をして頂いたのですが、本番の国試の矯正で9割近い点数がとれました。めちゃくちゃ感謝しています。

 

国家試験的に基準値や法律などの最低限の暗記は必要ですが、「断片的知識を面や線にしていく」必要があると思います。問題の切り口を変えるとそれが答えになることもありますので、国試を熟知した先生からフィードバックを受けることは非常に重要だと考えます。

 

スパルタゼミではは、気になったこと、勉強とは関係ないこと(=ポルシェのカイエンの話や鉄道の話とか)を含め、いろいろ話をさせて頂きました。スパルタゼミはLINEで自由に質問ができるのですが、宅建の話(不動産に興味があるので)などの雑談にも付き合って頂きました。これは気分転換にもなりましたし、面白かったです。

 

 

③予備校に行くべきかどうか

「箱があると安心できる」方、「費用面で余裕がある」方は行けばよいと思います。

ネットで講義を聞ける時代ですので、行く意味としては出席管理ぐらいしかメリットを感じません。

予備校特有の蛍光ペンで色分けする感じも苦手でした。どこが大事なのかわからなくなります。

(というか、もういい大人ですし、出席管理とか必要ないのでは…)

私の場合は大勢で授業を聞いて習うというスタイルが嫌いでしたので、自分の勉強方針を尊重してくれるスパルタゼミを4月下旬から受講させて頂きました。ちなみにスパルタゼミの費用対効果は抜群でした。

 

 

④私の勉強法

【使った教材、動画、本など】

・医歯薬出版の教科書(いわゆる白本)

・スパルタ動画セミナー&受講生限定動画の視聴

(リビングで常に放送し、入浴時や食事時にも極力観ていました)

・スパルタゼミで頂ける演習プリント(dentalkokushi先生オリジナルの奴です→衛生系問題集、どんとこい!インプラント、免疫のまとめ資料、受講生限定動画のPDF資料)

・dentalkokushi先生とのLINE(質問をまとめる能力も学力のような気がします)

・模試過去問(理解できるまで徹底的にやる。正答率を意識して捨て問を見抜く力をつける)

・Answerの苦手分野(選択肢の吟味、全冊コンプリートは自分には無理でした)

過去問研究(dentalkokushi先生もたびたび言及していますが、実は最も重要。私は105回以降を重点的に分析していました。必修は20年分すべて。)

・medu4(穂澄先生の公衆衛生、輸液、栄養、内容的に少し難しいが自分的には好きでした)

・Q-assist(盛永先生の抗生物質まとめ動画とか、総合病院歯科に行く人はやっておいて損はないです)

・Try it(YouTubeで無料で見れる動画です。高校生物、高校化学基礎を移動中に視聴)

・Minds(治療のガイドライン、ネットで閲覧可能)

以上を教材として使っていました。視聴覚素材として、YouTubeをかなり活用していました。

 

ブログでも度々紹介されている「歯科国試パーフェクトマスター」(医歯薬出版)、「公衆衛生がみえる」(MEDIC MEDIA)、「薬がみえる」(3冊すべて:MEDIC MEDIA)は常に使用していました。

ちなみに、現役の時に使っていた某TEXTは一切使いませんでした。まとめノートも作りませんでした。

(現役時に使っていたものは断捨離しました。一から基本をやり直すつもりでしたので、要らないものはブックオフに売りました。)

 

その代わり、気付いたことやスパルタゼミでdenalkokushi先生が言ったことをメモして、画像化し、iPadで常に見れる状態にしてました。

この画像は5000枚以上あり、結果的にノートの役割を果たしていたかもしれません。理解したものはその都度消去していました。

ちなみに、PCで勉強している方は、手を使って紙とかにメモリスワップする習慣をつけると最強です。試験本番で手が動かなくなるのを防げます。(頭で考えるのではなく、手が勝手に動くと尚good。数学の問題を解くイメージ、とりあえず書き出してみる)

 

 

アルバイトについて

年齢的に働いていないとカッコよくないと思っていたので、レンタカー会社で洗車や車の移動等のアルバイトをしていました。

ちなみに自分は13万/月ぐらいでなんとかやってました。(大学病院の研修医の給料ぐらいらしいですね)

夏ぐらいまでは1日中バイトの日が多く、勉強に当てられる日が少なかったので効率を重視していました。

バイトの暇な時間に基準値とか暗記モノやったり、同僚のスタッフに歯医者の症例の説明をしたりしていました。

 

ちなみに私は居心地が良かったのもあり、今も続けてます。もちろん3月末で辞めますが(笑)。

 

 

眠れない場合の対処法

この話は特に寝れない、起きれない方向けになります。

まず一番言いたいこととして、起きるの遅くても、体調や集中できる時間を調整できれば全く問題ないです。

(朝起きるのしんどくて真剣に悩んでいる人も多いと思うし、精神論は言いません。)

 

ちなみに私は不眠症に悩まされたため、ロゼレムとベルソムラという不眠症の薬を服用していました。もちろん体質もあるのかもしれませんし、眠剤を服用することについて賛否両論あるかと思いますが寝つきは良くなったので、お悩みの方は医科の先生に相談してみてください。

 

⑦宅浪生の自己管理

これは特に宅浪をする予定の方向けの話になりますが、参考になれば幸いです。

私は1人暮らしで、朝(10時過ぎ)起きてから毎日10kmのランニングをしていました。シャワー含めて2時間は運動していました。1月の頭までほぼ毎日継続していました。

 

トライアスロンの練習(全国出場経験があります)も兼ねて、自己管理の一環としてやっていましたが、代謝も一日中上がったままで(ブースト状態)、肩が凝ることもなく過ごせるのでお勧めです。

勉強ばかりしてると運動不足で太りますからね。

 

⑧食生活など、その他気をつけていたこと

揚げ物は一切食べませんでした。直前期は寿司とか生ものを全く口にしませんでした。これを読んでくださっている方は引き締まった体を維持するなど健康管理も意識して欲しいです。

 

日々の運動習慣から、脱水の理解が深まったりするので絶対勉強になります。机の上だけが勉強ではありません。

 

ちなみに、お酒(蒸留酒、糖質の少ないもの)は結構飲んでました。我慢はストレスを溜めるだけです。

 

彼女(彼氏)いる人は計画的にデートしたりして、ストレスを溜めないようにしましょう。

自分は2018年6月まで2年間付き合った彼女と同棲していましたが、訳あって破局しました。

気持ち的にどん底でしたが、受験とは関係ないことなので、案外なんとかなるものです。人として恋愛って大事なことだと思うので、どんどん人に興味を持った方が浪人中孤独のリスクを避けられる気がします。

 

⑨勉強環境と有料自習室の利用のすすめ

集中できる環境として、有料自習室を使用していました。私が利用していた自習室は27000円/月と割高でしたが、セキュリティ面◎(8時~23時利用可)、冷暖房、フリードリンク、広い座席、無料スキャナー&無料会議室あり、荷物を置いたまま帰宅可(ほぼ手ぶらで通勤)、昼寝スペース有り、Wi-Fi完備・・・と、最高な環境で勉強していました。自宅では全くと言っていいほど勉強してません。

 

ちなみにdentalkokushi先生とのスパルタゼミは自習室の会議室を借りてWifiを使って行っていました。

 

 

⑩別会場受験もあり

実は私は大阪在住にも関わらず、愛知県会場で試験を受験しました。2日間名古屋市内のホテルに宿泊しました。

知っている人がいる大阪会場より集中できましたし、結果的に平常心をキープできるのであれば全然ありです。

別会場も是非検討してみてください。

 

大事な当日に親しくもない人から頑張れと言われて嬉しいですか??(笑)

自分なら困るだけです。

 

 

⑪最後に

国試浪人が決まった時には、またあの苦行をしないといけないのかと思い、本当に嫌でした。

でも、いろんな人と出会い、色々なことを知り得た1年間でした。6月ぐらいには国試浪人してよかったと感じていました。

マッチングでも既卒生の方は現役時よりも自由な時間が比較的取りやすいので、津々浦々色んな施設を回ってみてもよいと思います!

 

浪人の時間は決して無駄にはなりません。前向きに捉えた方が人生豊かになると思います。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

 

 

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