宝塚記念回顧

宝塚記念はブローザホーンが勝利。
逃げたのはルージュエヴァイユ、川田騎手だから変にスローに落とすこともなく馬場が渋っていたことも入れると平均からややスローな流れ。勝ったブローザホーンは後方からレースを進めたがローシャムパークが上がるのに連れて上がっていくと直線外ラチに近いところからよく伸びて差しきった。今回は馬場の恩恵が大きかっただろう。ただ着実に力をつけている。秋も楽しみ。
２着ソールオリエンスは久々にG1で好走。勝ち馬の後ろを着いていったことが好走に繋がったのでしょう。次もまた好走するかはまだ半信半疑な面がある。
３着ベラジオオペラは展開的には厳しいなかの３着だった。馬場は去年の皐月賞では苦にしていたから今回もと思ったが当時とは馬が変わってきたのだろう。皐月賞のときより約20㌔増の馬体。パワーアップした馬体でこの日の馬場をこなした感じ。秋もこのまま上位にランクされる。
４着プラダリアはこういった馬場は歓迎だった。上手くベラジオオペラと併せたのも良かったがG1ではもうひとつ足らないのだろう。
５着ローシャムパークは後方から上がっていったところで脚を使った分最後は止まった。スタートしてから上がり始めるまでもう少しリラックスして走れたら最後まで止まらずに行けそうだが。まだその点で伸び代はある。
６着ドウデュースはスタートから速くなく後方から。そこから外に行かずに内をショートカットする進路どりも思うように伸びず。調教は抜群だったが、戦績見ると去年の京都記念は休み明けで圧勝したが、ダービーや有馬記念は叩き３戦目での勝利で間隔開けるより叩いて良くなるタイプなのかもしれない。
ジャスティンパレスは休み明け、馬場が向かなかった。10着大敗。今回は参考外。
シュトルーヴェは馬場は苦にしないタイプに思えたが目黒記念からの参戦で出来落ちだった気も。

マーメイドＳ回顧

マーメイドＳはアリスヴェリテが勝利。
ベリーヴィーナスという同型馬がいたがこちらのほうが逃げを主張すると競り合うことなくアリスヴェリテが逃げる展開になった。58.3-58.9のペースは遅くはない。そのなかで逃げきり勝ちを決めたのは馬の力があるのと、50㌔の軽ハンデが大きかった。２歳時にはアルテミスＳ３着、２着リバティアイランドと首差という成績があったがその後なかなか勝ち上がれずにいたが、柴田裕騎手が乗るようになってからこういった戦法で勝ち上がり一気に重賞勝ちとなった。平坦小回り向きな印象。ツインターボのような逃げ馬。
２着エーデルブルーメは乗り難しさのある馬も川田騎手が上手く乗っての２着。安定感はまだない気がするが力は牝馬オープンでは上位。
３着ホールネスは格上挑戦52㌔だったのが良かったのもあるが力もある感じ。自己条件では上位だろう。ハンデ戦だと背負わされそうだから定量戦に出てほしい。
４着ファユエンは後ろから伸び脚目立った。ハマった印象はある。エーデルブルーメが上がって行ったあとについていったから枠も良かったかな。
５着ラヴェルはアリスヴェリテが３着だったアルテミスＳの勝ち馬。G1ではオークス４着がある実績馬が久々に上位にきた。最後は止まった感じでこれを使って良くなるかこれが今ある最大の競馬か、次に注目したい。
コスタボニータは10着。56㌔を背負ったことよりスタート決められずに自分の競馬にならなかったのが大きかった。今回は参考外か。
ミッキーゴージャスは56.5㌔。こちらはちゃんと競馬をしていたが直線失速。ハンデの影響だろうか。定量戦で見直しも。

エプソムＣ他回顧

エプソムＣはレーベンスティールが勝利。
去年の秋には皐月賞馬を負かしていた馬で本来ならここではなくG1に出ていなければいけない馬、59㌔を背負っていたのもそういうこと。ここでは力が違う走りだった。秋はG1で見たい馬。
２着ニシノスーベニアは中山マイルの３勝クラス圧勝のあとG3で負けていたが、距離延長、舞台を東京に移して２着と着をあげてきた。2000は流石にどうかとも思うが夏はマイルか2000か、G3クラスならチャンスあり。
３着シルトホルンは上位には離されたから強調できないが、ワンターンの1800がベストな舞台か。
ヴェルトライゼンデは長期休み明けで9着は仕方ない。次は上積みに期待したい。
トゥデイイズザデイは1800はちょっと長いか。

函館SSはサトノレーヴが勝利。
スタートを出たなりで前２頭を見る位置に。直線前がなかなか開かなかったが開くとスパッと差しきった。兄にハクサンムーンのいる良血馬。素質馬がようやく重賞制覇。まだ数を使っておらず秋は大きいところも狙いたい。
２着ウイングレイテストは初の1200もスタート決めて出たなりにサトノレーヴの外に。直線は前がスムーズに開いたが勝ち馬とは決め手で劣り２着まで。ただいきなり結果を出したことで今後の展望が開けた。
３着ビッグシーザーは外枠も上手く先行、力は出している。重賞だとなかなか勝ちきれずもどかしい。

４着サウザンハニーは内枠も上手く前が開いて伸びてきた。枠の恩恵はあったが洋芝がいいかも。

人気のアサカラキングはスタートイマイチでそこから前につけるまでに脚を使って直線は脚をなくした。一息入れた影響か、巻き返しに期待したい。