3/17(日) 試験日:3/24(日)
〜あと1週間〜
下期筆記試験の前日まで
電気法令過去問の応用的問題
を取り上げ中。
法令問題 #114
【平成24年度(2012)法規問10】
解答
(4)が正解。
求めるのは、B種接地工事の接地抵抗値の上限値。その値に関する規定は「電気設備技術基準の解釈(電技解釈)第17条」で定められている。
(対象条文抜粋)電技解釈第17条
問題文の条件Aにより、この接地抵抗値は①の計算式で求まる(ただし、Ig=I1)。その計算では1線地絡電流の値が必要であり、この問題の場合、その値は問題文の条件Bで与えられている計算式で求める。
なお、この1線地絡電流の計算式に関しては電技解釈第17条の17-2表で示されている式のうち、ケーブル以外の電線を使用する場合の計算式③(赤ライン部分)が用いられている。
(対象条文抜粋)電技解釈第17条
ここでその1線地絡電流を求めるため、まず、ケーブル以外の電線を使用する場合の計算式中の電線延長Lの値について求める。
この問題では、こう長は20[km]、回線数は1回線、電線本数は三相3線式で3本であるから、電線延長L=20×1×3=60[km]。
次に、計算式中の電圧V[kV]の値について求めると、条件Bから単位に注意して、V=6.6/1.1=6[kV]となる。
最後に、これらの値を条件Bの1線地絡電流I1の式に代入すると、I1≒1+0.133=1.133[A]。ここで、②より、I1が2[A]未満のため、I1=2[A]となる。
よって、求めるB種接地工事の接地抵抗値の上限値は①式より、600/I1=600/2=300[Ω]。
ー*ー
従って、(4)が正解。
(以下は参考)
(参考)
※アンダーラインは当ブログにて。
こちらもチェック!
試験前の最終チェック用に、
過去の記事をリンクします。
過去記事リンク
過去問基本情報(出題内容等)
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重要過去問(各科目12問ずつ)
こちら
公式(Formula)(133公式)
こちら
今日のひとりごと
来週の今日をイメージング
来週の今日は筆記試験日です。
試験日当日は、
以下のスケジュールで試験が実施されます。
「電験三種下期試験受験案内」p6より抜粋
このスケジュールを見ながらイメージングを
しておくと、当日慌てたり、勘違いするのを
防ぐことができますのでおすすめです。
特に注意が必要なのは、各科目
試験開始20分前から受験説明が行われるため、
当日はその時間を見込んで早めの行動が必要に
なることです。会場への到着はギリギリになら
ないようにして、バタバタ受験することのない
ようにしたいものです。
また、休憩時間の長さや、昼食時間の長さなど
を確認しておき、その間の過ごし方なども考え
ておかれると良いかと思います。
なお、トイレのタイミングを逃すと20+90分
我慢することにもなってしまい、試験に集中
できなくなりますので、要注意です。
そして、受験科目数に応じたリフレッシュ方法
も準備しておかれるといいと思います。
とにかく頭を使いますので、4科目受験では
かなり消耗します。途中、ボーッと
し出したらアウトです。
休憩時間にテキストを見るのをやめて、少し
目を閉じたり、甘めのものを摂ったり、トイレ
に出たり、廊下で軽くストレッチするのも
頭がリフレッシュされていいかもしれません。
当日は、考えなくてもリフレッシュができる
くらいにしておくのが良いと思います。
今のうちに準備して当日臨みましょう。
他にも、
昼食をどうするかや、電車バスなどの遅延が
あったときにどうするか、タクシーをすぐ
手配する確実な方法は何か、朝の天候が非常に
悪い予報が出ている場合にどうするかなど、
慌てないための対策を考えておかれると
良いと思います。
当日は日曜日とはいえ
非常に慌ただしい1日となります。
試験に最大限集中するためにも、当日の行動を
しっかりと頭に入れておきましょう!
【電験三種下期試験受験案内】
(約2.6MB)
当ブログは3月23日で終了いたします。