「(富安風生・岸風三樓・山崎ひさを)師系を辿る」(事実上)最終回  | DEN

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「田」俳句会のブログ

2月26日、勉強句会を行いました。

思い起こせば「(富安風生・岸風三樓・山崎ひさを)師系を辿る」は2020年6月が第1回。

この間コロナで何度か中断しましたが、来月をもって終了の運びとなりました。

 

来月は浜離宮あたりをひとり吟行の後、いつものように京橋プラザ区民館で句会を行います。

4月より、「ある句会」(どこかで聞いたことがあるような)が始まります。

吟行中心の句会になります。

「勉強句会」という名前で尻込みしていた方も気軽にご参加ください。

 

それでは、句会報告です。

◇参加者の発表より

・岸風三樓と動物俳句

・風三樓以後の『春嶺』の主宰

・風三楼は次世代を育てることは念頭になかったのではないか。

・2月22日は「風生忌」。「風生忌」の句を集めて分類してみた。

・風三樓の叱ったり叱られたりしている句を集めてみた。自他に厳しい風三樓がいた。

・句を読むことが人柄を読むことであってよいのだろうか。

 

◇主宰より

昭和55年に風三樓は吉野へ桜を見に行っている。

亡くなったのは昭和57年だが、この時の句を読むと辞世の句のような気がする。

〈花の上のかなたの花をこころざす〉

〈一歩踏みはづさば花の地獄とも〉

(「岸風三樓集」 <脚註名句シリーズ I・19>周藤愛子脚注より)

 

◇句会

席題:「余」「滴」「師」「系」「一」「門」

主宰より、「席題句会は類想句との勝負。類想に負けない俳句をつくること」「『藤棚の蔓』は季語にはならない」「アマゾンやドトールは商標なので使わない方がよい」というご指摘をいただきました。

 


とある神保町の会館の雛飾り

 

桃の花がきれいでした

 

千恵子記