淡雪も消えて | DEN

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「田」俳句会のブログ

南岸低気圧で降った春の雪はすっかり消えたものの、まだまだ風の冷たい東京の街にはどっと人が出ている。3回目のワクチン接種が終わっていない田の連衆は充分注意の上、京橋に参集したのであった。

選句披講後、主宰より「田の俳句の傾向として、ものを語り過ぎている。自分の俳句を突き放して、客観的に見てはどうか。言いたいことに絞って他はとことん省略する事。例えば――」と本日の主宰の句を採り上げての説明があった。

「葛西橋の句は薄くを詠みたい、それが橋の上に乗っている。それだけです」

「バレンタインの句は蝶結びを詠みたい、花粉症は空の歪み、つまり涙を言いたい。ぐだぐだ書かず、説明は不要。余計なものを省略して、そして景がはっきり見える句を作ろう」

とのことでした。

勉強するには吟行が一番。早く、皆さんと一緒に吟行出来るようになると良いですね。主宰からは、行けるようになったら成田山に行こう! との提案がありました。スカイライナーが待っています!




隣町の栗橋にある静御前の墓。平泉の義経を慕ってここまできたものの、戦死の報を聞き、悲嘆の中で死んだそうです。


清水余人 報