No.58 金沢だより<1月> | DEN

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「田」俳句会のブログ

金沢の新年は、時折の激しい吹雪の中、約20センチの銀世界で明けました。

1月5日発行の「俳句文学館」に、「田」にとり嬉しいニュースが載りました。「俳人協会賞四部門」の内、三部門に田会員三名の作品が候補に挙がりました。

 ・清水余人さん
『香日向』(協会賞・第一次予選通過)

 ・上野犀行さん
『イマジン』(新人賞・候補)

 ・笠原小百合さん
「廣瀬直人の桃源郷」(新鋭評論賞・候補)

おめでとうございます。私たちも元気を頂きました。



●お正月

わが家の小さなお正月を、家にある品で祝いました。夫の祖母伝来の「加賀起上り小法師」と加賀の正月の菓子「福梅」、珠洲焼の小壺に寒椿。二十数年前に韓国の市場で購入した「木製の番鳥」に、難を転ずるという「南天の実」を添えました。


起上り小法師


番の福鳥



●犀川の新年

元旦は道路の雪掻と車の雪卸に専念しましたが、正月二日は、からりと晴れた青空。相棒犬の信玄を連れて犀川河畔で、新年の季語を拾いました。犀奥のうっすらと雪を纏った山並。涸川となった犀川。冬木立に餌を求める寒鴉、寒禽の鋭声、桜の冬芽。雪の河川敷で雪遊びしている親子など。


下菊橋よりの犀川風景(遠景は手前より戸室山、きご山、医王山)


児童会館敷地の冬木立と寒鴉


散歩を満喫した信玄

北陸は今からが冬本番。明日からはまた、厳しい寒さと雪の暮しとなります。今年も信玄ともども宜しくお願いいたします。


朱雀記