季語を育てる | DEN

DEN

「田」俳句会のブログ

東京は今日、30度超えの真夏日の予想だそうで。

夏到来、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

わたしは最近ガーデニングに目覚めました!

自宅の小さな庭を整備するのが楽しみになっています。

以前の記事に登場したゼラニウムはまだまだ元気いっぱい、綺麗な花を咲かせています。

ただ、鉢が小さくなってしまったので植替えをしなければなりません。

タイミングを見計らって、なるべく早く大きな鉢に移してあげたいです。

 

ゼラニウムは歳時記には載っていなかったので、季語を育てたい気持ちが高まり、朝顔の種を蒔きました。

5日ほどで芽が出て、ぐんぐんと育っています。

そろそろ支柱も立ててあげないといけないくらいです。

朝顔の成長を見るのが毎日の楽しみになっています。

どんな花を咲かせてくれるのか、本当に心待ちにしています。

 

 

先日、息子の誕生日だったのですが、義母からプレゼントで「ミニひまわり」の種が届きました。

こちらも早速蒔いてみると、4日で芽が出ました。

息子はそこまで興味があるわけではないみたいですが、芽が出た日は大喜びでした。

 

 

たまに息子が水遣りを自分でしたいと言うのですが、いつも水をあげるのはそこそこに、地面を流れる水を観察して遊び始めてしまいます。

蟻に水がかからないように気をつけながら、水遊びを楽しんでいるようです。

(蟻の列を跨げない息子。理由は「死んじゃうかもしれないから」と。踏んでしまうのが怖いみたいです。蟻へのやさしさ、見習いたい!)

 

 

自粛生活がなかったらこんな楽しみも知らずにいたでしょう。

どんな時でも、苦しいこと辛いこともなんとか糧にして、楽しいことに繋げていきたいです。

ささやかですが、元気に暮らせることの大切さを噛み締めています。

 

「生活第一。実生活の安定あって、初めて俳句を楽しみ、打ち込むことができる」

 

そう説いたのは我が師系である富安風生です。

この言葉に、最近とても共感します。

俳句だけに集中して、すべてをなげうつという生き方にも憧れますが、わたしは俳句のためにもまずは実生活を充実させたいと思います。

 

笠原小百合 記