No.12 金沢だより<1月> | DEN

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「田」俳句会のブログ

●1月14日(成人の日)、お天気に誘われて富山県水墨美術館「愉しきかな!人生」(老当益壮の画人たち)を観賞しました。80~100歳代の画家(現在活躍中の方も)の大作や生き方に刺激され、私も老いてますます盛んに俳句を作りたいと思いました。17日、阪神淡路震災の日。20日、大寒。と厳しい寒さの季節のはずが、兼六園では早梅が咲いています。

●初句会は、9日のいずみの句会。引き続き10日に翔の会がありました。句会問答集にある「大袈裟に遠くまで出掛ける吟行でなくても、手近な場所でもいい。季節が違えばまたいい。幾らでもやれます」との主宰の言葉に元気づけられました。会員の中には少し遠出の吟行も好き、吟行すれば句心が湧くという人もおり、自分にあった時間、場所、体力を使おうと話し合いました。

●6日、金沢城公園内での出初式に行きました。木遣唄の響く中で、加賀鳶梯子登りや一斉放水など49消防分団の力と心意気を見てきました。加賀鳶の演技は「火の見の遠見」で始まり、21番「鶯の谷渡り」で終了しました。


加賀鳶「火の見の遠見」

●8日、友達吟行句会に参加。兼六園の霞ヶ池の鴨、鳰、秋沙(アイサ)など水鳥の活発な様子を見ました。鴨は水尾を描き、鳰と秋沙は盛んに潜っていました。霞ヶ池は手前の楪と真中の水鳥と雪吊が三位一体となって綺麗でした。


栄螺山から見た霞ヶ池

●加賀紅鯛(べんだい)。床柱や大黒柱に飾る金沢ならではの正月飾りです。繭玉に恵比寿、大判小判、招き猫、紅色の鯛などの招福縁起物が吊るされます。


繭玉(加賀紅鯛) 兼六園の工芸館にて撮影


朱雀記