12月24日、今年最後の勉強句会を行いました。
京橋区民プラザもクリスマス一色
本日の主宰の石田波郷を読む第九回は、「波郷に影響をうけた俳人」です。
師の秋櫻子は多くの弟子を育成したが、波郷は自身の病気や指導する立場に立つことを好まなかったこともあり、弟子と呼べる俳人はあまり見当たらない。弟子ということではなく、波郷に影響をうけた俳人という視点で何人か挙げてみる。
・岸田稚魚《じゆぶじゆぶと水に突つ込む春霰》
・草間時彦《冬薔薇や賞与劣りし一詩人》
・芝不器男《永き日のにはとり柵を越えにけり》
・高屋窓秋《ちるさくら海あをければ海へちる》
・渡辺白泉《戦争が廊下の奥に立つてゐた》
さて、句会の席題は波郷に影響をうけた俳人の名前にちなんで「岸」「草」「芝」「高」「渡」。簡単そうに見えたのですが、意外に難しいことがわかり、全員四苦八苦。主宰からは、高いものを高い、長いものを長いと詠まないこと、主観的な言葉は控えてモノに託すこと、という注意をいただきました。
今年話題のペンパイナッポーアッポーペンの成功も、モノに託すことに徹した結果との主宰の例えに納得でした。
(何のこと?と思われた方はこちらをご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=0E00Zuayv9Q
今年もいろいろなことがありました。
新しい出会いもたくさんあり、新しい試みにも挑戦した一年でした。
来年も実り多き一年でありますように。
(千恵子記)