火花が散って、詩となる | DEN

DEN

「田」俳句会のブログ

12/17(土)に席題句会を開催しました。

 

席題は、

「年」「池」「忘年会」「男」「女」

「道」「鳩」「市」「格」「吉」

でした。

 

今回は、今年最後の席題句会でした。

年の瀬のため、せわしない暮らしとなりがちですが、

そんな中でも、生活をしっかりととらえて

詠んだ佳句ありました。

 

主宰からは、意味を言わんと句の中に

言葉を込めすぎている句も散見される、とのコメント

ありました。

いろいろな俳人が以下のようなことを言っており、

これらをよく肝に銘じておくようにと指導頂きました。

 

・俳句は、線ではなく点を詠む文芸である。

・一句の中の情報はできるだけ少なくする必要がある。

・俳句は意味ではない。リズムである。

・モノと季語がぶつかりあって、火花が散る。

 それが詩となっていく。

 

句会が終わり、一同でいつもの二次会へ。

年の瀬ということで、いつものお店も予約してから行きました。

みなで盃を交わしながら、年の暮に、

しみじみといろいろなことを想います。

いろいろな方にお世話になって自分があるのだなあと、

改めて感じました。

 

その後は、アメリカからの帰国中に句会に出席されていた方の

リクエストで、カラオケに行きました。

俳句をやっているだけあって、歌われる曲も面白く、

それぞれ詩情あふれる曲を選んでいました。

みなさん思い思いに、年忘れの熱唱をしていました。

ぜひご帰国後も、遠くともアメリカから引き続き、

お互いに俳句を楽しいでいきましょう!

 

写真は、銀座の冬の暮の様子です。

クリスマスはもうすぐです。

 

 

上野 犀行 記