理想的な歯ならびと 噛み合わせの安定性の確立のために 当院が取り組んでいる方法

36-2) 歯列矯正による横顔の美しさ=「成人女性のオープン・バイトの矯正歯科治療」
 


奥歯は噛んでいるものの
前歯があわず
ラーメンが噛み切れない
こういった方の不正咬合を
開咬=オープン・バイトとよびます

開咬=オープン・バイトは治療するよりも
安定させる事の舗言うが難しいと言われます

セファロも撮らず 
ただ装置をつけて
前歯にゴムをかける
こういった方法で開咬=オープン・バイトを治療しても
装置を外すとたちどころに後戻りをおこします

開咬=オープン・バイトの治療では
むしろ
噛み合わせ面を超えて伸びてしまった奥歯を
もとの位置まで圧下=骨の中に押し戻していく
治療が推奨されます

そのため私たちはよく
キム先生の "Meaw Appliance"
等を用います

Givency や
ラーメンどんぶりの
縁を飾る中華マークみたいな
靴下のかたちのループを使ったアレです!

治療中治療後一貫して
口腔周囲筋訓練=「マイオファンクショナル・テラピー」 
が必須です

写真は初診時30歳女性.
前歯が噛み合ないことを気にして来院されました
初診時オーバージェット 5mm
オーバーバイト -2mm 
臼歯関係はアングルクラスI 

治療期間2年6ヶ月
上下左右4番目の歯を抜歯して
矯正歯科治療しました

 


前歯の正常な被蓋=かぶさり
奥歯の左右の指を組み合わせたような
インターディジテーションが
獲得されました

ホワイトニングもして
金属で治療した歯もすべて純白の先進材料に置き換えましたので
一本のムシ歯もなかったかのように見えます
(写真の赤い点は噛み合わせをチェックするために使用した咬合紙の色です)

 

 

 

 


治療前後のセファロ・レントゲンの重ね合わせです 

治療前=黒と比較して治療後=赤では
7mm におよぶ前歯の後方移動が達成され
それに伴い初診時 E-Line を大きく超えて前突していた口唇が
ほぼライン内におさまり
きりりとした美しさが備わった事が見て取れます
治療前=黒と比較して治療後=赤では
アゴが閉じる方向に推移していることに注意

こういった症例を抜歯せずに治療することは
上アゴ前歯の後退も得られず
自然な唇の閉鎖も,
オトガイにできる梅干しの種のようなしわもなくならず
口もとんがったまま
歯の根も骨の器を飛び出して全部の歯がしみてくることもあります

国際レベルのスタンダードから論じてもあきらかに誤診であり
治療が失敗に終わるにとどまらず
組織を損傷させてしまう危険性をも伴うことを
生身の生体を扱う医療人としては肝に銘じておかなければならないでしょう

このような難症例では
矯正歯科治療計画立案のためのセファロ分析は必須です  
プロフェッショナル=専門医以外にこういった症例を任せる事は
厳に慎まなければなりません

矯正歯科・歯列矯正治療は矯正歯科医を受診してください

 

 

 

 

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矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正
カマクラデントフェイシャルオーソピディクス
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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member

 
 

 



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