理想的な歯ならびと 噛み合わせの安定性の確立のために 当院が取り組んでいる方法
23-9) 歯列矯正による横顔の美しさ=「骨格性上顎前突青年期男性矯正歯科症例」
写真は初診時
前歯が出ていることを気にして来院されました
初診時オーバージェット 11mm
アングル分類 フルクラスII
セファロ上で骨格性不正の指標である ANB は
骨格性上顎前突を示す7°を超え,8°の値を示しております
上下左右4番目歯を計4本を抜歯して矯正歯科治療を開始しました
矯正歯科治療が受験に重なり
21回におよぶ当日キャンセル・無断キャンセル
16回におよぶ装置の破損から
当初の予定治療期間を延長し
3年8ヶ月の矯正歯科動的期間でフィニッシュしました
治療期間3年8ヶ月
使用した装置は
エッジワイズ装置 整形装置=サービカル・ヘッドギアのみ
外科手術も
インプラント矯正も一切行っておりません
初診時 11mm あったオーバージェット は 2mm に変化しました
①主訴 : 歯が出ている
②診断名あるいは主な症状 : 骨格性上顎前突
③年齢 : 18歳9ヶ月
④治療に用いた主な装置 : エッジワイズ装置・ヘッドギア
⑤抜歯部位 : 上下顎左右第一小臼歯
⑥治療期間 : 3年9ヶ月
⑦治療費概算(外税) : 初診料 ¥5,000 基本料 ¥720,000 処置料 ¥7,000
⑧リスク副作用 : 所見無し
治療前後のセファロ・レントゲンの重ね合わせです
治療前=黒と比較して治療後=赤では
歯一本半以上の前歯の後方移動と
それに伴い初診時 E-line を優に越えて突出していた唇は
E-line の内側に収まり
きりりとした美しさが備わった事が見て取れます
最終段階で,よくがんばられました!おめでとうございます!
本症例は,フルクラスII
オーバージェットが 11mm
セファロ上で骨格性不正の指標である ANB が,骨格性上顎前突を示す8°
と三拍子そろった骨格性不正を伴う難症例です
最近ブレース=矯正歯科装置を付けた人たちをよく見かけるようになりました
非常に高度なテクニックをもって治療され安心する事も多いのですが
たまに目を覆いたくなるような低級の技術も見かけます
抜歯非抜歯の診断の誤り
上アゴのみの抜歯による妥協した矯正
今回ここで紹介する症例は
高度な技術をもってしか治療不可能な難症例です
このような症例を抜歯せずに治療する
あるいは上アゴのみ抜歯して
矯正歯科治療をおこなえば
上アゴ前歯の後退も充分に得られず
自然な唇の閉鎖もできない
オトガイにできる梅干しの種のようなしわもなくならず
口もとんがったまま,
歯の根も骨の器を飛び出して
全部の歯がしみてくることさえあります
国際レベルのスタンダードから論じてもあきらかに誤診であり
治療が失敗に終わるにとどまらず
組織を損傷させてしまう危険性をも伴うことを
生身の生体を扱う医療人としては
肝に銘じておかなければならないでしょう
こういった難症例では
矯正歯科治療計画立案のためのセファロ分析が必須となります
プロフェッショナル=矯正歯科医以外に
こうした症例を任せる事は
大変な危険を伴います
人工物である入れ歯などでは
失敗しても作り直しが効きますが
生身の生体ではそうはいきません
矯正歯科・歯列矯正治療は矯正歯科医を受診してください
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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member