家を建てるきっかけ
昨年37歳を迎えるに当たりそろそろ賃貸から卒業するかなと思い始め、さらに住宅ローン減税やらが後押ししました。
自営で浮雲のような生活をしてる自分が買えるのか、ていうかローン組ませてくれるのか。
その時はせいぜい中古マンションをくらいの気持ちでした。
そんな折、実家へ行く機会があり父に購入を考えてると告げるとおもむろに書斎(マッサージルーム)に呼び出され。
いったいなんだと思ったらここの敷地に建ててはどうかと目の前を指差しました。
父方は代々の農家だったためこのご時世にしては広い敷地だと思います。
そこの一角を将来相続することを踏まえ40坪ほどの土地の中に建ててみてはという話です。
私は3人兄弟の長男。
次男は結婚しており現在あきる野のほうに土地を買ってスウェーデンハウスで建てるという計画中。
三男はSEとして東京タワーの近くで悠々自適な一人暮らし。
嫁は二人姉妹の長女だったので私たちが結婚する時に父から「お前は向こうの家に入ったと思え」と厳命されました。
それは両家の老後のことを見据えての考えです。うちは男手がまだ二人いるから大丈夫。確かに私もそうだなと思い何かあった時は嫁の親と同居することになるだろうと思ってます。ちなみに嫁の実家までは車で40分くらい。
それなのにウチの実家の敷地内に建てるのはいかがなもんでしょうか。
これは悩みました。
私が嫁のほうで語った将来像とずれが生じてきますし、何より義父母自身が来るのに抵抗を感じるでしょう。
まさか自分が家を建てるチャンスなんてないと思ってたのですごく魅力的な話。
嫁も前々から家に対する理想があるようでモデルルームにいったりしてました。しかし場所が。。。
さんざん考えて話し合って嫁の実家で何かあれば私たちの家で面倒見れるような設計をする。
落ち着きどころはこんな感じです。
当然真裏に私の父母が住んでますのでそちらに何かあった時も必然的に我々が駆けつけることになりますが父は「独りになったら施設にでも入るから心配いらん」と。でも母はそんな気ないようです。
さらにさらに両家から援助までいただけるという幸運でもはや「私の苦労で建てました」とは死んでも言えない環境が整いました。ローンも激安中古マンション買うくらいですみました。
向こうの実家からの援助は私がもらうと贈与税がかかってきますので建物は割合に応じて妻との共有名義にしました。
ぜんぜん考えてませんがふとこれで離婚しづらくなった、と思いました。口に出さずとも男は誰でも思うでしょう。
一方父はほぼ同時に進行していた次男にも平等に援助をしたそうです。
ゆくゆくは三男にも。
家族が集まった時「これで我々の施設に入るお金はなくなった」と父。
結局両家の面倒を看なくちゃならんかな。。。
にしても長男長女はそれを受け入れてしまうという気質、なんなんでしょう??