自信が無くて孤立しがちな人は、パワハラやいじめのターゲットになりやすい傾向にあります。
僕は、前職や、今の職場に入りたての頃、嫌ないじりやいやがらせを受けたことがありました。
当時は自分に自信がなく、コミュ障陰キャで周りともなじめず孤立していたので、格好のターゲットだったと思います。
今回はそんな僕の特徴を書くとともに、やってみて効果があったと感じた対策を書いてみます。
なので、この記事は主に男性向けの記事になります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目次
パワハラされやすい人の特徴と対策
Ⅰパワハラとは
①概念
②6つの類型
Ⅱパワハラされやすい人の特徴
①自信のないふるまいや行動
②体型:ヒョロガリ、低身長
③コミュ障で周囲から浮いている
④自分は特別、と思っている
⑤「No」が言えない
⑥女性経験が乏しい・もしくは無い
Ⅲなぜターゲットにされやすいか
Ⅳ僕の体験談
Ⅴパワハラへの対処法
①筋トレでフィジカルを強化する
②コミュ障を克服するためのスモールステップ
③外見投資
Ⅵ少しずつ自分に自信をつけよう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
|パワハラされやすい人の特徴と対策
|パワハラとは
1.概念
パワハラについて厚労省は、
①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
②業務の適正な範囲を超えて行われること
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること
という概念を提示しています。
2.6つの類型
パワハラのパターンとして
①身体的な攻撃……殴る蹴る、道具を使って頭を叩く
②精神的な攻撃……相手の性自認についてからかう、ほかの社員がみている前で執拗に責める
③人間関係からの切り離し……1人だけ職場の飲み会に呼ばない、集団で無視をする
④過大な要求……達成不可能なノルマを与えるなど
⑤過小な要求……営業職なのに草むしりや倉庫の掃除だけをやらせるなど
⑥個の侵害……結婚や交際についてしつこく聞く、デスクや鞄の中を勝手に物色するなど
※労働問題弁護士ナビ参照
という6類型も定義されています。
また、職場でハラスメントを受ける年齢では、40代が最も多い、という意外な統計データがあります。
※日本労働組合総連合会「仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2021」参照
|パワハラされやすい人の特徴
弱そうで孤立している人がターゲットになります。
1.自信のないふるまいや行動
声が小さい、猫背、力のない愛想笑い、話しているときに目を合わせられない、など。
いかにも「こいつ自分に自信ないな」と周囲がわかるような行動やふるまいをしてしまいます。
2.体型:ヒョロガリ、低身長
特に男同士だと、体が自分より弱そうだと舐められます。
男の動物的な本能で、自分より身体的に弱そうな相手には攻撃的になる、という心理作用が働くのだと思います。
3.コミュ障で周囲から浮いている
集団の中で孤立してしまうと、攻撃されても見て見ぬふりをされます。
そもそもコミュ障なので、誰かに相談することもできません。
4.自分は特別、と思っている
一匹オオカミがかっこいいと思っているタイプです。
心の中で「俺はその他大勢とは違う」と思っています。
以前のブログでも書きましたが、このメンタリティを持っているとコミュ障を助長します。
このメンタリティは自信のなさの裏返しです。
また、見下してる感がにじみ出るので、相手からして「なんか気に障るやつ」と思われます。
5.「No」が言えない
他者に依存しているので、人から嫌われたくない思いが強く「No」が言えません。
自分を嘲笑するようなことを言われても愛想笑いで受けいれてしまいます。
また、自分の都合より相手の都合を優先しがちです。
仕事の後予定があって帰りたいのに、「このあと飲みに付き合ってよ」と言われたらそっち優先になってしまう。
こうした態度から「自分を持っていないやつ」というレッテルをはられます。
6.女性経験が乏しい、もしくは無い
僕は38歳まで童貞でした。
男にとって、童貞というのは何物にも代えがたい欠落感をもたらします。
童貞がばれるんじゃないかといつもひやひやして、自信のない挙動になります。
飲みの席で下ネタを振られたりすると相当焦ります。
男にとって、女性経験の有無は自信の有無に大きく関わってきます。
|なぜターゲットにされやすいか
攻撃しても反撃されないからです。
自分に自信がない場合、相手から何か嫌なことを言われても、嫌われるのが怖いから「No」と言えません。
何を言っても反論してこないやつと認識され、いじり・からかいがエスカレートして人格否定につながることもあります。
また、孤立してしまう人も要注意です。
周囲に仲間が沢山いるような人を攻撃した場合、その仲間から「反撃」の形で反論されたり報告されたりする危険があります。
が、孤立している人に攻撃してもその心配がほとんどありません。
だから、孤立しがちなコミュ障タイプや一匹狼タイプはパワハラのターゲットにされやすいです。
|僕の体験談
僕は根っからの怒られ体質、いじめられっ子気質です。
今の職場では当初、嫌な先輩に面と向かって「○○さんはここでは厳しい」「○○さんごときにできるわけがない」とか言われていました。
ミーティングだとか言って、その先輩と、その先輩の信者みたいな女性社員2人で、一時間くらい指さされながら叱責される、みたいなこともありました。
その先輩は、多分僕が童貞だと察していたので、みんなのいる前で「○○さんもはやく卒業したいよね」みたいなことも言われたりしました。
あの恥ずかしさと屈辱感、周りの空気感はちょっとした地獄です。
でも、自分に自信がないので「やめてください」とは言えず、へらへらその場をやり過ごす。
情けなかったな、と思います。
|パワハラへの対処方法
基本的には、パワハラされやすい人の逆の特徴を身につけられるように行動していきます。
1.筋トレでフィジカルを強化する
まずはここから始まる、と個人的には思っています。
フィジカルの強さとメンタルの強さは相関します。
つらい筋トレに定期的に行く自制心が身に付きますし、積極性も身に付きます。
筋トレを続けて実際にかっこいい体になってくれば、自己肯定感が高まりますし、「俺って結構イケてるかも」という自信も育むことができます。
また、これも男特有かもしれませんが、筋トレしてフィジカルが強くなると、対人コミュニケーションで「俺はこいつに負けない」というメンタリティになります。
テストステロンが分泌されて、競争意識や闘争心が芽生えるのも良い傾向です。
2.コミュ障を克服するためのスモールステップ
仲間を作って孤立しないためのコミュ力を身につけます。
そうはいってもいきなり陽キャにはなれないので、僕は
・コンビニの店員さんに「今日は暑いですね」みたいなとりとめのない会話をする
・自分から挨拶する
・人と話すときは相手の目を見る
という、コミュ障でもない人からしたら「当たり前じゃん」と思われるようなことから始めました。
今も続けています。
最初は店員さんに挨拶するだけでもびくびくしていましたが、今はだいぶ慣れて普通に会話できるようになりました。
こうやって「人になれる」ことをしていくと、職場の上司や同僚にもいい感じでくだけた接し方ができるようになります。
そしてこういった行動にでる原動力も「フィジカルの強化」から生まれると思います。
やはり筋トレは取り入れたほうがいいです。
3.外見に投資する
これも自分に自信をつけるためですね。
最初は外見を整える自己投資をしたほうが効率的かと思います。
・筋トレのためのジム代
・美容院
・眉毛サロン
・歯のホワイトニング など
見た目が整うと、外の世界に出て他者と交流したくなります。
で、またさらに自分のレベルを上げたい、というモチベーションが湧きます。
あとはシンプルに見た目が良い方が他者からリスペクトされるし、舐められません。
|少しずつ自分に自信をつけよう
ここまで書いてきましたが、ちゃんとした指導とパワハラは分けて考える必要があります。
実は自分のほうに非があって、正当な指導にもかかわらず「ふてくされて」パワハラみたいに思ってしまうこともあるでしょう。
そこは一旦冷静になって考えましょう。
ただ、上に挙げた特徴を備えている人は、理由もなく嫌ないじり方をされたり、自分だけ怒られたりすることが多いんじゃないかと思います。
そうなったときに、
「あいつが悪い」
「あいつさえいなければ」
と思い続けて周囲にグチって殻に閉じこもっていても何も変わりません。
周囲にグチっても、特に男の場合は誰も助けてくれません。
だから、状況をよくするには自分が変わっていくしかない。
諦めずに努力し続ければ必ず状況は変わります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
関連記事
僕はこうして操られました ―危険すぎる人格「マニピュレーター」の見極め方と対策― | 這い上がりLOG (ameblo.jp)