大田式介護予防リハビリ体操:大田仁史 | 認知症介護は思いやり

認知症介護は思いやり

認知症は社会問題です。介護の担い手のお嫁さんが働かねばならないなどのご自宅の事情から、在宅ケアもままならからです。しかも認知症の症状は複雑です。レビー小体型認知症の母の10年以上に及ぶ介護経験から介護保険利用の仕方、介護、症状をやわらげるやり方を教えます。

リハビリ体操 認知症介護 大田仁史

リハビリは、病気などで失われた体の機能を復活させることを目的とします。

認知症介護のリハビリは、記憶力の復活の目的もありますが、日常の生活を維持するために行うことが大事です。

大田式介護予防リハビリ体操:著者大田仁史は、そうした日常生活のリハビリをする時に参考になることが書かれています。

大田式 介護予防リハビリ体操 (介護ライブラリー)/大田 仁史

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大田式介護予防リハビリ体操の目次

「介護予防の考え方」「誤嚥予防体操」「方マヒの基本動作指導法」「生活機能の改善へ向けて」「老化と病気・障害」「資料編」


◆ 「介護予防の考え方」に、守るも責めるもこの一線として、背もたれなしで座れるのが大事と言われています。


寝たきりから脱出するには、起き上がって、背もたれなしで座れるようにする。寝たきりにならないためには、背もたれなしで座れるのを、死守するということです。


背もたれなしで座れれば、骨盤が立っているので排便しやすく、自力でトイレに行くことも可能になるといわれています。


◆ 「生活機能の改善へ向けて」では、動かない、動かさないことによって起こる症状を廃用症候群と説明して、体操を無理せず毎日続けることで、廃用症候群になるのを防ごうと書かれています。


◆ 寝たまま、座ったままできるリハビリ体操が、図解入りで解説されています。どんな状況になられておられる方でも、できるリハビリ体操が見つかると思います。毎日少しづつリハビリ体操をしてみて、生活の一部に取り入れることができれば、なお良いと思います。


◆ 大田式介護予防リハビリ体操の本のなかで、人間のあらゆる基本姿勢の変換には、背骨のひねりが必要と言われています。年をとると関節や筋肉の柔軟性が失われますが、背骨はひねりの動きから悪くなると言われています。


そうなると毎日のリハビリにすることは、背もたれなしで座らせて、背骨をひねることですね。これなら簡単に毎日できそうです。

リハビリは、毎日コツコツとできることをするべきです。難しいことは、毎日できません。毎日の生活の中に、自然と組み込むリハビリ。それが理想です。

大田式介護予防リハビリ体操:大田仁史は、そうしたリハビリのヒントがたくさん掲載されています。